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No.3607 他人事ではない2つの事件

2022.09.09

 一般質問も終わりました。今回は思わぬ方向に気合が入りすぎ、若干消化不良の状態です。これについては、また取り上げるとして、今号は最近起こった国内の事件について触れたいと思います。

❖新潟で街路樹剪定中の作業員が感電して亡くなられた方が・・・。
 幸手に限らずどこの自治体でも街路樹を満足に剪定している光景を見かけなくなりました。予算措置がなかなかとれない財政状況にあるのも一因かと思いますが、街路樹も歩道の植込みもありとあらゆる行政管理区内で、必要以上の緑の成長が見られます。街路樹に至っては、電線のはるか上まで成長しているものが少なくありません。同様に、個人宅の庭木が道路にまで伸び、電線に降れる状態も見られるのですから、台風などで強風に襲われたら近隣一帯への影響がでるのではないかと心配しています。
 しかし、今回の事件は剪定作業中の死です。人の死は想像以外のシチュエーションがあるものだと驚いた次第です。
 行政が業者発注委託で処理するのが基本となっている事業ですが、ここで深くは書きませんが、契約条件も今後見直しが図られる可能性もあるでしょうか。
 また、街路樹の剪定を行政に依頼しても、行政曰く、市民の方の中には緑を整理することに反対される方がおり、作業員がそういった言葉を投げかけられる場面があるといいます。かように事は簡単ではないということです。

❖下関で社屋崩落
 この崩落現場画面を見て、幸手市役所の現状に重なってしまいました。ご存じのように昭和43年に竣工した本庁舎ですが、議事堂部分、とくに傍聴席などを考えると、この崩落も他人事ではないと感じた次第です。
 下関の事件は、建物の庇部分が直落し、その際、本体の躯体を引きずり込む形で壁周辺のコンクリや鉄筋が落ち込んでいました。
 幸手庁舎は事務所内でも壁にクラックが入っており、雨漏りも各所に見られることから、地震時の危険度はかなりでしょうし、まさに下関のように自然崩落を心配するべき状況だと思います。
 一般に市庁舎新築は市民の理解を得にくいと言われますが、限界というものもありますし、面接に来た学生さんなどはどう思うだろうかなど心配するのは私だけではないと思います。他の自治体に優秀な学生さんの気持ちが向かないだろうかと。
 市内のどの地に、どういった図面の建物を、どのくらいの予算で新築するか・・・私だけでなく数人の議員が何度となく質問している新庁舎建設は待ったなしの現庁舎不安があってのこととあらためて指摘したいと思います。

No.3606 超エキセントリック社会に

2022.09.06

 蒸しますねー! 朝パトで30分弱立っているだけでシャツがじっとり、マスクをしてる口の周ががむずがゆくなってきます。帰宅して、そんな話をしたら「肉まんみたいじゃない」と・・・なるほど、しゃくにさわるけど笑える話。いや笑ってる場合ではありませんね。

 今、沖縄では熱い知事選が行われています。台風が去り選挙真っ盛りといったところ。そこでのある発言にちょっとした驚きを感じています。
 それは、2選を目指す玉城デニー候補の次の言葉です。
「日本政府から沖縄を取り戻す」
 短い言葉ですが、皆さんどう感じられますか?
ファイル 1533-1.jpg いくら何でも沖縄は日本です。いや、聞きようによっては日本が外国なのかと感じる言葉です。20代で日本国籍を取得した玉城氏には、未だ日本が外国に感じられるのでしょうか。それとも自公連立日本政府は沖縄と対立する政権なんでしょうか。辺野古問題が根底にある発言だとしても、そうは理解しにくい、とんでもない発言だと感じる次第です。

ファイル 1533-2.jpg 国葬反対に左派結集といった様相で、デモやら署名やらとご苦労なことですが、純粋に国を愛する国民はそういうエキセントリックな言動を表面化することはありません。一部SNSでやり合っているようですが、ネットでは安倍元総理に対するデジタル献花が行われていますが、おおむね静かにそれに向き合って献花をする方がかなりの数に達しています。
ファイル 1533-3.jpg 安倍総理がインド、フランス、オーストラリアなどから叙勲を受けたり、台湾などでは感謝の会が開催されたりと、死を悼む心が全世界にあふれている中どうしたものでしょうか。もっとも、テレビはこうした事実を伝えず、統一教会問題にエキセントリックな状態です。
ファイル 1533-4.jpg ノーベル平和賞を受賞し、世界が賛美するゴルバチョフ元大統領の葬儀に、現大統領のプーチンは出席しないと伝わっています。感謝の気持ちがないにせよ、敬意と哀悼の意を表するのは共に大統領経験者として当たり前のことだと思います。しかし、考えてみると日本で国葬に反対する人々の精神はプーチンと同じと考えられるのかもしれませんね。
 左派運動の精神が昭和40年代の学生運動を彷彿とさせる感じで、国葬反対にかこつけてなんでもありの状態に戻っているのは写真からもあきらかです。
ファイル 1533-5.jpg 日本が総エキセントリック社会にならないことを願うばかりです。それは反日マスコミと立憲共産党などの議員さんのお家芸程度に治めてもらいたいものです。
 玉城デニー氏の言葉に無性に憤りを感じて、汗が引かない状況になっています。

 今日は一般質問3日目。最終出番の自分は午後3時前後に質問席に着くものと思います。よろしかったらライブ中継にアクセスしてみてください。

No.3602 久しぶりの東京

2022.08.28

ファイル 1529-1.jpg ファイル 1529-2.jpg 昨土曜日、日頃縁の無いスポーツイベントを観戦する必要が生じ、随分と久しぶりに代々木体育館を訪れました。そもそも、野球、サッカー、ラグビー以外でナマの実技プレーに接する機会はそうそうありませんので、躍動する高校生の演技を観て、元気を貰った感覚にはなりましたが・・・。
 お隣の代々木公園ではよさこいの大きな大会が開催されていたようで、原宿駅周辺は人でごった返していました。

ファイル 1529-3.jpg 観るべきア・ポイントを観てから、もちろんという感じで明治神宮を参拝したのは言うまでもないのですが、考えてみればこちらも20年近く参拝に訪れていなかったでしょうか。靖国神社は出来る限り毎年参拝するようにしていますが、明治神宮はご無沙汰が長くて失礼していました。
ファイル 1529-4.jpg 原宿駅横の一の鳥居をくぐり、長い参道を歩きながら神宮の深い森が発する空気から受ける神聖さは、伊勢神宮に共通する不思議な感覚です。二の鳥居(写真)を抜け、突当りを右に・・・写真の三の鳥居、さらに南神門の先に本殿が現れます。グッと気持ちが引き締まります。ちょうど日曜日の大安ということで結婚の儀に望む新郎新婦が拝殿内に歩を進めているところに出会いました。

ファイル 1529-5.jpg 文欽高島田の白無垢の花嫁さんをこれほど近くで・・・参拝の付録としてこれ以上の遭遇はないと感じ、思わず拍手をしてしまいました。

 さて、コロナ感染が大きな節目を迎えている折、ごった返しの人混みでマスクをしていない人は見かけません。これが日本人の秩序と思いましたが、場所がら外国人の方も多いのですが、皆一様にマスクをしている光景しか目に入りませんでした。
 自論として、感染経路もまったく不明の中で、感染防止に一人一人が出来ることはマスクと消毒しかないと結論づけているので、方向性としては納得できるところです。アメリカの現実を見ると、今日も大谷が投手として出ているトロントの球場では内外野席ともほぼ満員ですが、画面にマスクをしている人が出てくることはありません。大きな声援も飛び交っています。代々木体育館では、飲食・声援禁止のアナウンスが時折流れる状況でした。
 累計感染者数の発表も国は都道府県に任せるようなことを発していますが、累計数には大きな意味を持たないと国が判断すればいいだけのことではないかと思います。するかしないかを自治体に判断させることが、いかに中途半端なことかということに厚労省はなぜ思い至らないのだろうか。そう思われませんか、皆さん。 

No.3599 メダカに癒され

2022.08.22

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 明日の午前中が9月議会の一般質問の提出期限。ということでカレンダーの回転の速さを改めて感じます。前議会が終わって以降、日々の生活の中で見聞きすることや、市民との会話の中でいただくヒントをまとめておくようにしているので、あらかた質問項目は頭に置いてはあるのですが、文章化するのに若干手間がかかるのはいつものこと。しかし、実際の議会発言用の質問を調査研究しながら用意することとは比べようもありません。

 メダカの飼育が簡単だという理由で、ここ数年それを趣味にしている方が増えていると聞きます。中には本業並みの飼育状況になっている方もいるとか。
 実は、私もあることから触発されて飼いはじめて丸3年になりますが、数を増やす、つまり繁殖させるという点で難しい生き物ではありません。ただ、問題は増えていく喜びというか楽しみが高まることで、水槽が増え続けることで置き場不足が悩みになってきます。今では家の周囲すべてがその候補地になっています。
 現在、陶器、ハッポウ、プラ桶などそれぞれ大小18鉢があちこちに約300匹ほど。それだけ水管理や餌やりも楽ではなくなってきます。
 ただ、思わず「よしよし」と口にしてしまう楽しみがあります。餌をやるためにかぶせ物をとるやいなや、列を作って彼らが寄ってくるのです。私の存在がわかるんですね。種もいろいろで、メダカが針子から稚魚へと成長していく中で色と形が鮮明になって種がはっきりしてくるところが、またこれ楽しからずやなんです。
 そして、この季節は水に手を触れると、水ではなくぬるめのお湯になっていたりします。それでも彼らは適応して泳ぎまくっています。
 強く生きるという意味で参考になるメダカといったところです。閑話休題。

No.3597 社会の不条理は・・・

2022.08.17

 昨日の蒸し暑さは尋常ではなかったですね。地球のあちこちで豪雨や山火事による大災害が発生している中、通常の生活さえが地球を取り巻く天候によって苛まれる傾向が顕著になっている。気温上昇一つとっても、いったいこの先の未来世代にどれほどの影響があるのかと心配になる。
 天変万化に加え、人による不条理な心理によって世界の秩序が変わる姿も地球が病む大きな問題だ。民主主義の衰退が問われて久しいが、いくつかの国による人権無視の思考活動は、この先国際環境をどう変えていくのだろうか。一自治体はもとより一国だけでは解決し得ない行き詰まりの状況を感じる昨今だ。
 そうした憂いの多くは、強権政治を意図する独裁者が牛耳る国家から派生していることは間違いない。中国による民族虐待思考は、香港征圧であらわになった。今の対台湾政策は軍事制圧の予行演習そのものであり、明解な共産パルチザン思想の大戦略を世界に示すものだ。ロシアのウクライナ侵攻もその先にあるソ連邦復活への野望で民主主義への挑戦が明らかになった。その危険思想をNATOが許さないのは当然のことである。
 また、私が訪れた頃はのどかな国であったミャンマーでは、軍事独裁政権が民衆を弾圧する社会に変化して3年。最近では4人の民主主義活動家の死刑を実行し、この度、アウン・サン・ス・チー氏が4件の汚職防止法違反により禁錮6年の判決を受けることになった。これで計17年の刑期になり、77歳の女史は活力を維持した状態で社会復帰することが難しい状況にされてしまった。これによりミャンマーという国の自由で開かれた社会への道が閉ざされたことにならないことを願うばかりだ。アフリカのいくつかの国ではもっと殺伐とした人権無視の現実があるとも言われている。

 世界の不条理とは、強権独裁全体主義国家によって多くの民を痛めつけることと定義するのは大袈裟だろうか。人はどういった状況に置かれようと、その時その時で生きていくためには体制かつ大勢に従う選択をせざるを得ない。これはウクライナ東部でロシアが発行するパスポートを受理したウクライナ人が、同じようなことを言っていることからも感じる。もっとも心底からロシア国籍になりたいと思っているわけではないと思うが。
 これらのことが、今直接身に降りかかっているわけでもなく、身近な出来事ではないのだが「世の無常」という現実が多国で発生している現実は「明日は我が身」と考えることは無用なことだろうか。それどころか、改憲阻止を目論む日本のマスコミは、政権転覆のプロパガンダに多くの時間を費やし、未来世代に思いを馳せることが無いように想えてならない。
 確かに民主主義とは自由と平等を柱とした社会であったものが、能力の差が長い時間をかけて貧富の差を顕著にし、生まれた時点で平等でないといった事実に繋がっていることは間違いない。わかりやすい例として、米メジャーで選手の契約金が年棒40億円に及ぶ現実を夢と捉えるか行き過ぎと感じるかである。しかし、経済活動では大資本が脈々とその規模を大きくしていることがいいのかどうかも問われる状況になっている。コロナの影響で倒産する中小が数多い中、史上最高益を誇る大企業がある。
 誰にでも挑戦の機会があるはずの民主主義が、そう思えなくなった国情に不条理を感じる民が増えつつあることが米英独仏日といった西側先進国に見られる現実なのかもしれない。
 不条理も立場によって感じ方が違うということか。

No.3596 敬老会中止で・・・

2022.08.13

 市主催の敬老会の中止が発表されました。
 楽しみにしていた方々のお気持ちはいかばかりかといったところですが、コロナ感染者増加傾向を考えるとやむを得ないのかなとも感じます。
 東北の祭りに続いて、四国の阿波踊りが昨日3年ぶりに屋外で開催されました。15日までの演舞には多くの観光客が大挙して訪れるものと思います。こうして全国的に著名な日本の祭りが各地で挙行されている現状ですが、屋外か屋内かの問題なのだろうかとも思います。人の集まり具合としてこれ以上のイベントはないと思われ、スポーツ、演劇などの集客イベントも通常復帰しているのが実情です。
 基本は、主催する側の考え方次第とも考えられ、やはり行政は問題が発生すれば批判の的になりやすく、責任を問われれば言い訳は通用しない。それみたことか、強行したからだ!の批判の類は容易に想像がつきます。
 それに比べて、大型イベントには行政も何らかの関りはあるにせよ、実行委員会とか、社団法人といった民間レベルが主催責任者の場合が多く、政府としてもそうそう何度も緊急事態宣言を発することが難しいと判断しているのでしょう。
 それは、大相撲やプロ野球などで当事者に大量の感染者が出ているにもかかわらず、緊急事態宣言下ほどの規制開催にはなっていないことからも理解できることです。そしてもう一つは、コロナ収束を誰もが意識し始めた初夏に、前売予約の形式で大量に販売実績を上げていたことへの対応として中止は考えにくかったこともあるかもしれません。
 幸手市では、10月に各種市民大会が予定され、その後に文化祭もあります。このあたりの予定はどの自治体でも同様だと思いますが、準備にいそしむ市民がいると思えば、早すぎず、遅すぎずの開催中止の判断は行政にとってなかなか難しいものと思います。市民のことを想うと辛い決断が必要となるかどうか。もちろん、中止にならないことを願うものですが、現状からはしばらく予測できない状況が続くものと思います。

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