記事一覧

No.2779 富士見市長選挙

2016.07.25

アイコン

 埼玉西武、川越市の南にふじみ野市があり、さらに南に富士見市がある。駅で言うなら東上線「鶴瀬」が主駅。今、ここで市長選が始まったところだ。都知事選の陰に隠れる感じではあるが、それは仕方のないところと理解するしかない。

 この富士見市長選挙に、私と県会同期の星野光弘氏が県議を辞して臨んでおり、私も熱い思いで彼の当選を願っている。

 直前に彼の後の県議補選が参議院選挙の投票日と日を同じく行われ、現市長も支援し、星野氏自らが選対本部長となって戦った候補者が残念ながら惜敗した。市長選にあたっての前哨戦という見方がなされていたことから、星野陣営にとっては出鼻をくじかれた格好にはなったが、気遅れしているわけにはいかないし、私も「早く気持ちを入れ替えて!」とメッセージを送った次第。

 星野氏の人物感は私のよく知るところだが、発信力、企画力、決断力、フットワーク、リーダーシップの5資質に優れた人間であるだけでなく、とにかく熱い。英語で表すと「パッション&ポジティブ」という感じだろうか。
 そして、彼の優しさと思いやりに随分と私も救われた。もちろん、現在でも時に応じて酒を酌み交わす付き合いをさせてもらっている。

 2度にわたる私の県政報告会でも応援に駆け付けてくれたが、いまだに、「あの声の大きい元気いっぱいでユーモアあふれる人はどうしてる?」と尋ねられることがある。それだけ我が地元の方々にとっても印象深かったようで「星野のことですか?」と聞くと「そうそう星野さん、星野さん」と返しがくる。

 そこでということになるわけですが、
 富士見市にお知り合いがいらっしゃいましたら、星野光弘へのご支援を賜りますようお伝えいただきたく、当ブログの読者の皆様にあらためてお願いいたします。富士見市のリーダーとして欠かしてはならない人財ですと!
 投票日は都知事選と同じ今月末尾の31日です。よろしくお願いいたします。

No.2776 参議院選 地元では・・・

2016.07.14

アイコン

 ジメジメ蒸し暑い陽気。
 過ごしにくさでは群を抜く今時ゆえ体調管理もぬかりなくといった感じか。

 さて、前回の参議院選分析に続いて、今回は地元幸手市の投票状況から特徴的な部分を紐解いてみようかと。

 候補者別獲得票数を前回25年の参議院選との比較でみると

自民党・・・古川俊治 8530  関口昌一 6951
公明党・・・矢倉克夫 5227  西田実仁 5708
民進党・・・民主みんな社民  大野元裕 4200
共産党・・・伊藤 岳 2055  伊藤 岳 2924

 まずは自公協力体制が定着してきた上に、今回は戦前の混迷具合もあって幾分強化されたことが伺える。
 これは、昨年4月の市議選で公明党の2候補合わせて3417票という結果であったことも踏まえ、3年前の矢倉氏も今回の西田氏も5千票台を得ていることとの関連において自公協力の推進が読み取れるのではないだろうか。

 25年次には民進党は民主党で2千票台、他にみんなの党が3千票台、社民党が500強を獲得しており、それらを合算すると6000票を超えていた。したがって、民進党と共産党候補それぞれに票が分散されたのが野党側の実態と見られる。
 自民公明の合計票数が約1100票減っているのは、おおさか維新、こころなどに流れた票数が原因とみられ、自民候補が安定との予測から保守系とくに憲法改正推進派陣営に票が分散されたと思われる。
 

 投票率の観点から、特徴的投票所として常に注目される我が地元の投票所(コミュニティーセンター)を市全体との比較で考察してみる。

28年参議院選 市全体 51.05  コミセン 68.76
27年市長選    〃 44.61    〃 54.91
27年知事選    〃 28.41    〃 44.70
27年市議選    〃 50.51    〃 61.17
27年県議選    〃 44.88    〃 60.25
26年衆議院選   〃 53.35    〃 67.96  
25年参議院選   〃 51.10    〃 67.19

 こういった結果になっており、我が街の選挙への関心度は国政選挙に対して比較的高いということがわかる。
 街のトップを選ぶ市長選は、私自身が審判を受けた県議選もしくは市議選より低かったことがわかる。今こうして改めて数字をみると意外な感じではある。
 これは、一般的に有権者はテレビ・新聞といったメディアを通して興味をそそられるものと考えられ、天下国家論を耳にし、語り、投票所に出向くという行動スタイルが必然的に出来上がっているものと思われる。つまりは、情報量の差もこのような状況に影響しているのだろう。

 私も、若い時から国政に関心が高く・・・とは言っても政治家への道にはまったく志がなかったが、今いろいろな経験をしてきた中で、やはり天下国家論を自分のブログで書くことが多くなっている。意図しているわけではなく自然の成り行きなのだが、これに物足りなさを感じ、幸手市政に拘わる記載を期待する方もいるようだ。
 不思議なもので、地元政治より国政を題材にしている方が、なんとなくスムーズに気持ちが向くし、複雑な感覚もないのだが、バランスを考慮する必要もあるとは思っている。

 我が家を含む大型住宅地1180世帯を対象としたコミセン投票所の投票率の高さは特筆すべきものがあるが、それも国政選挙でとくに顕著に示される。この現象から考えて、私自身が国政をブログの題材に選ぶ確率が高い傾向に妙に納得している。
 いやはや、今回はなんとなくとりとめのない内容でした。ではまた。

No.2774 終盤逆転を画策する恣意的見出し

2016.07.06

アイコン

 「改憲勢力が3分の2の勢い」「自民だけで過半数超えか!」
 こういった新聞一面に護憲支持者は驚き、焦燥感から投票に行かねば心理を駆り立てられる。

 例えば、夕刊紙を売る駅売店で、しばし夕刊フジと日刊ゲンダイの一面見出しの張り紙に目をやるという経験は、大方のサラリーマンにあるはず。私も例外ではなかったが、あまり強烈な表現で批判しているものには手が出なかった。
 ゲンダイはどんな対象にも体制を痛烈に批判する報道姿勢なので、興味はそそるものの憎悪感むき出しの内容を好きにはなれなかった。
そういう意味では、どちらかと言うとフジを購入する確率がほとんどだったが、販売キャッチコピーは人の心をくすぐることは間違いない。

 しかし、もはや反自民、反政権志向をオブラートに包むことも無くなった朝日、毎日、東京などの各紙は、言論の自由、報道の自由よろしく有権者の判官びいきを駆り立てる表現に終始する。
 「改憲に反対の皆さん、今のままだとまずいことになりますよ。憲法改正が現実のものになってしまいますよ。戦争をする国に突き進むことになっていいのですか」と、いかにも自陣が不利だと言わんばかりの裏心理を大見出しに載せる。これにより、場合によっては乗り換える有権者が出ないとも限らない。

 不利という意味合いの大見出しによって、有権者の心理は揺れ動くものだ。逆に言えば、民共野合支持者のみならず無党派層に訴えかける偏向報道そのものと言えなくもない。

 嘘に近い大げさな数値や、推測を見聞きした有権者は、終盤有利とされた側とは逆の側に1票を投じた。結果は大きな後悔に至った最近の例・・・イギリスである。

 離脱派のリーダーだった二人の大物政治家が、離脱後の国の舵取り役を回避するという情けない行動を示したが、これほど無責任な政治家にあやつられて国家の行く末を大きく左右する投票選択をした有権者たちも悲劇だが、責任の一端は有権者にもある。
 政治家としての矜持があるとは思えないジョンソン、ファラージュ両議員はともに52歳。まだ、引退する年齢でもないし、国を二分する国民投票の立役者だったはずが、難しい離脱処理と国家運営に恐れをなしたかのように・・・ファラージュ氏は労働党党首をも辞任してしまったのだ。

 話がそれたが、表現巧みなマスコミにのせられないように。確固たる信念に基づいて自公か民共かの選択をしようではありませんか。
 私が好きな言葉「反面教師」イギリスを追従するなかれ!

No.2773 私事雑感

2016.07.03

 このまま雨なし梅雨で終わってしまうのでしょうか? まさか、それはないと思いますがね。
 まだ、節水の影響を感じるほどには水道の勢いに変化は見られませんが、これから先、どうなるものかと思います。

 これから先、どうなるものかは幸手市や杉戸町に関係する自治行政も同じことが言えるかもしれません。地元県会議員のとった行動が理解できないという驚きと怒りの反応が、私のところに多方面からあります。
 このあたりは、近々じっくり私の考えを示したいと思っています。

 さて、今日7月3日は平成22年7月7日に逝った我が母の七回忌法要の日。
 母が眠るのは、幸手市惣新田にある正福院。市議時代の会派同僚の吉良英光さんが住職を務めるお寺で、副住職が、息子さんの吉良英敏県議さんです。
 三回忌の時も副住職が対応しましたが、今日もそうでした。 
 ということで、私と吉良さん親子は寺院とその檀家という関係にあります。

 この状況に、えっ?と思われる方もいると思いますが、世の中の人間模様とはまさに時系列での交流が為せる技といいますか、いろいろあるものですねー。
 ともあれ、母が黄泉から笑顔で見守ってくれていると思いますので、母に心配かけないように、法要等落ち着くまでは私の周囲で起きている世間の出来事には、黙って忍ということにしたいと考えているものです。
 

 ここしばらく、アクセスが若干増え気味なのは、私が何か書くのではないかと思っている方が多いからではないかと感じています。私自身、政治家のはしくれとして思うことを表明するいい機会かなとは感じてますので、いずれとは思っていますが・・・
 前述のように、母の法要が済んでしばらく経ってからと思っています。選挙さなかでもありますしね。
 とうことで、なにとぞご理解のほどお願いいたします。

No.2771 結局は、国を思う心がない人々!

2016.06.27

アイコン

 皮肉なことに世界を暗くする情勢がある中、昨日から今日と素晴らしい?真夏日となっている。しかし、日本の政治の現状はやはり今一明るさにかける。
これほどのていたらくな言動を見聞きするとアドレナリンがほとばしる感覚に襲われる。

◆共産党政策委員長の藤野衆議院議員の発言・・・「人を殺す予算」
 これには多くの国民が驚いたことと思う。あらためてこの政党のなんたるかを思い知らされているのではないだろうか。個々の人柄がどうとかいうのではない。私の知る限り優しくて温厚な人もいる。ところが、いったん政治的思考に立ち戻ると、政党綱領、政治思想に精神構造がコントロールされているのかどうか、日本は悪い国だという自虐的発想が脳を支配するようだ。
 「自衛隊は人殺し集団」とか「暴力装置」というのもひどい話だが、今回の発言は信じられない思いだ。いうに及ばず全国各地でどれだけの人が自衛隊に助けられているか。そうした隊員とその家族に詫びるべき醜い発言であった。
 これにダンマリを決め込んでいる民進党も情けない政党と言うべきか。

 46歳、北陸地区の比例当選のまだ一期生のようだが、共産党も人材不足なのかと思えてならない。確かに京都大学法学部卒というのだから同党のエリートであることは間違いないが、若気の至りがあの発言であるとは言い訳も出来まいに。

◆民進党山尾政調会長・・・平然と舛添批判
 自らの政治資金使途疑惑の説明責任も果たさず、秘書の責任にしたままでいる御仁が、よりによって自民批判の選挙目立てで舛添批判をとうとうと口にし、規制法の問題点まで語るとは、いやはやその厚顔さに呆れる次第。
 なるほど東大卒、元検事という経歴からしても、頭の良いかただけに口も滑らかに感じるが、言っていることは、過去の職性とかけ離れているようだ。こういった人物が検事だとすると冤罪が多く生まれる気がしてならない。
民進党の女性議員は総じて感情の起伏の烈しさが、表情そのものに表れている。

◆民進党岡田代表・・・「アベノミクスのうたげは終わった」
 これも使うワードから感じることは、この方もずいぶんと政治家としての価値が下がったなあと思う。そもそも自民党議員時代と比較して憲法解釈が右往左往している現状もある。ほぼ翁長化しているのではないか。
 鳩山、菅、仙石、枝野、長妻といった風とブームで肩書きを得たり、名を売った人たちは総じて政治家としての重さを感じさせなくなったが、そのいきさつには、こうしたことも原点にある。
 言葉に酔うところがあるのだが、それにより、自らの品を無くすことがわかっていない。
 今回の、この言葉も嫌味たっぷりの皮肉発言で、政党トップとしての言葉として心から受け入れられると思っていたら大間違いである。
天下分けめの政治決戦に、代表として目標議席を示すことなく、地元三重の候補が落選の時は次期代表選には出ないと発言。小さく感じられてならない野党の総大将といったところか。

◆鳩山由紀夫元総理・・・英EU離脱決定直後に、中国主体のAIIBの諮問委員になるという。ナニー!
 この御仁、いったい自分を何様と思い、どんな思考で現政府の方向性に逆ベクトル行動をとるのか! 中国と仲良くなることが国のためだと・・・実態を理解できていない脳天気な平和ボケにすぎない。
 この誘いが何を意味することになるのか冷静な判断力が失われているとしか考えられないし、まさに逆賊そのものではないか。ある意味、翁長以上のものがある。

 今、私たちは国をどうしたら守ることが出来るか、ひと時の感情や戯言、換言に惑わされてはならない重要な時期に差し掛かっていると強く思う。

No.2765 何があっても信条・信念ぶれることなく

2016.06.17

アイコン

 この号は、我が心理としては複雑な想いで書いている。

 昨年4月に、私と県議選を戦った吉良英敏県議が自民党に移籍するという。まだ不確定情報ではあるが、おそらくこれは確定に至ることだろう。近々何らかの連絡が正式に入るだろうが、吉良議員陣営が自民党県議団に入ることを匂わせているという話を以前から耳にはしていた。

 昨年4月の県議選は、私が自民党公認で2期目を目指し、吉良議員は上田知事を仰ぐ「選択」という選挙会派を名乗っての実質的な一騎打ちとなった選挙であった。
 実際に上田知事が何度となく幸手、杉戸に入り、吉良候補の応援に入ったのは皆さんの記憶にも新しいことと思う。

 その結果として、県議会には新たに「県民会議」という前述の上田会派が10名の議員で設立され、吉良議員は必然的にその所属議員となった。
 それが、1年経過して、突然の離脱、自民会派移籍というのだから、義理人情恩義といった日本人が尊ぶ日本人的心を捨てて、節操のない舵を切ったという評価になるやもしれぬ。しかし、これも政治の世界ということで理解すると矛盾することではないのかもしれない。
 吉良議員が尊敬していると言ってはばからない、師匠である小沢一郎氏の過去の動向が最大の見本となっていることもある。彼も今後の厳しい目に耐える覚悟はできているのだろう。
 

 県政の実情としては、選挙前から知事と自民党県議団はある出来事をきっかけに熾烈ないさかい状態となった。その流れが、自ら施行した条例を破って4期目出馬に方向転換した上田さんに県議団は筋違いを指摘し全面戦争化した。当然、それは今でも続いている。
 思えば、5年前の知事選では自民党県議団は上田さんの3選を支援し、私も幸手地区での遊説の際に、当時の町田英夫市長とともにしっかり支えた経緯がある。それが、昨年7月の4期目知事選では吉良議員が渡辺邦夫市長と一体で支援するという皮肉なねじれ現象となったのだ。これも政治の世界である。

 県議選の結果、上田、吉良双方に生まれた師弟関係に納得する市民もいた。しかし、わずか1年で吉良議員が上田会派を離れる選択をした。まさに知事が好んだ選択とはいったい何だったのか。上田知事の思いは尋常ではないはずである。これほど短期間で自らの元を去るという行為に心中穏やかでないことは容易に推測出来る。
 逆に知事派のほころびは、自民党県議団にとって願ってもないことだろう。

 ともあれ、これで私にとっても大きな岐路が訪れたことは間違いない。
 県議選立候補のいきさつを思い起こすと、人生何があるかわからないという思いが今でも強いわけだが、今またそれに似た思いがしないではない。
 ここに至るまで、政治信条も思想も、枠組みにおいても、ぶれることなく誠心誠意政治活動を貫いてきたし、今後もそこは変わらない・・・政治の世界はまさに一寸先は闇だと実感させられたのは事実だが、なにより、プラス思考が今こそ必要だとも感じている。
 
 

ページ移動