記事一覧

No.3814 関東市議会議長会総会

2025.04.17

 昼夜の気温差がありすぎて体調管理に苦労しますね。ただ、草花が多種多彩に楽しめる陽気でもあり、遠くを見れば新緑に染まる山々が気持ちを落ち着かせてくれる嬉しい季節でもあります。外国に住んだことはありませんが、日本の四季折々の風情は海外の人にとって羨ましく映ると言われています。
 さて、今日は関東市議会議長会総会が会長市の那須塩原市で開催されます。昨年は熊谷市が会長の任務にあたった関係で浦和で開催されましたが、今日はエピナール那須で行われます。間もなく幸手を立ち那須に向いますが、帰宅は9時過ぎになる予定です。
 来月20日には全国市議会議長会総会が東京国際フォーラムで開催されますが、こうした広域組織は町村議会にも存在し、その役割としては当該地域における問題解決策や国に対する施策の提言が中心にあります。例えば、能登支援、クマ被害対策、代替エネルギー施策、人口減少と東京一極集中問題、食糧自給率向上対策等々、地方の広範囲に及ぶ問題に対して提言や補助金要望などをするのが広域組織に課された任務と感じています。その一部に前号で示した議員年金復活を求める動向があるのですが、議員待遇に関する対応は多くあるわけではありません。やはり国民生活に関する国の動向に注文及び釘を射すのが最大の役割であるべきと思います。

No.3813 埼玉県市議会議長会総会

2025.04.15

アイコン

 今日は、掲題の総会が会長である行田市議会議長のお膝元で開催されました。
一昨年は副会長の立場でしたが、昨年は理事ということで今回の総会に臨みました。冒頭、開会前に全国市議会議長会の会長の神戸市議会議長の坊議長がお見えになり、お願いの挨拶をされました。
 どういうお願いかと言いますと、平成27年に廃止された議員年金制度の復活に対する意見書を各議会で作成のうえ提出してもらいたいというものでした。これは昨年秋の全国市議会議長会の場でも話されていたものですが、2年間の任期でこの事案を国に提案出来る状況にまで持ち込みたいという責任感を感じる挨拶でした。その考え方の中心にあるのは、議員のなり手が少ない現象を憂いてのものと理解出来ます。
 幸手市においては、私が県議だった頃に既にこの意見書を提出している状況です。議会としては、意見書採択は全会一致が原則としている議会もあって、なかなか難関な状態にあるのですが、幸手市議会ではこの案件について問題無く採択されたと伺っています。
 埼玉県では町議会の採択提出は70%以上なのですが、市議会では65%にとどまっているので、なんとか70%超えまで早期達成をお願いしたいとの力説をされて、すぐに自民党本部にとって返して再々陳情、明日は九州、明後日は東海といった各地区市議会総会に出向く日程だということです。
 ところで、私的には諸手をあげて議員年金制度の復活が必要との認識ではありません。賛成への理由はわからないではないのですが、なぜ廃止になったかというところに論点を持たないわけにはいかないからです。反対への理由はそれなりに感じるところありですが、前述のように、幸手市議会では既に意見書が提出されていますので、この案件の議論は終了しているわけで、その時にいなかった立場としては、時と場合にによるとは思いますが、この案件について過去の議決や採択をどうこう言うのは控えたいと思います。

No.3801 光輝幸麗

2025.02.23

アイコン

 昨2月22日はニャンニャンニャンの日なんだと朝のテレビで披露していました。私は猫も好きですが、犬がなにより好きでショッピングモールでは必ずペット売り場に向いワンチャンの姿に癒しをもらっています。まあ、猫も犬も子どもの愛嬌ある行動は見る側をたまらなく魅了してくれます。

 ところで、この日は私にとっても大切な日でして、3度目のクォーターバースデーを迎えた日でした。つまり75歳の誕生日ということでして、目出度くと言うのもはばかられますが、後期高齢者の仲間入りがそれなりに通常の誕生日よりは意識というか感覚の違いを感じた次第です。ただ、後期高齢者という言葉の響きにはどことなく違和感を持っていましたので、後期高齢若年組と勝手に表現を変えてお祝いの言葉をくださった方には捻りを加えた返礼をしていました。
 すると、そのお祝いのラインやメールの中で、シャレた当て字を送ってくださった方がいたのです。これには思わずワンダフル!でした。このぐらいのユーモアが政府や行政にあってもいいんじゃないかと思ったほどです。
それが「光輝幸麗」というタイトルの当て字です。さらにこれを文字って、「光輝幸麗年齢層」とでも言い表したいくらいです。
 これを考えてくれた方は、私より人生の先輩ですが、まさにこの当て字を実践されている方だとあらためて敬服します。こうした発想を持つ人はいつまでも若くいられるのではないかなと思いますがいかがなものでしょうかね。
 私はプラス思考を自らを鼓舞する思考としているつもりで、各種相談を受けた際には、自然とそれを回答手段として反省や自戒を含めてアドバイスするようにしていますが、今回のこの当て字には全ての後期高齢者にとって生きる指針になるのではないかと感じた次第です。
 頑張ろー!!! 光輝幸麗年齢層の皆さん。

No.3796 ひとまずホッと2件

2025.02.11

 「運転席に人のいる可能性があるようだ」
 メディアのこの一報に、まだかまだかの焦燥感に駆られていた気持ちが心なしかホッと・・・とはいえ、救助の方法と救命はいかに?と思うと気は落ち着きません。たまたまの事ですが、この運転手さんは私と同じ年齢です。ご家族の在り様がまったく報じられないので何とも言いようがありませんが、こうした考えもしない状況に置かれた時のご家族の精神状態はいかばかりかと思うと胸がつまります。
 そして、下水道接続地域の住民の皆さんの節水生活が延長化していますが、それも12日の正午で打ち切りにすると県が表明しました。天候異変や災害で「水が無い状況」も厳しいものがありますが、それでも自治体や自衛隊などによる給水活動でトイレは別にして若干の復旧が叶います。しかし、水があるにもかかわらず、いわゆる「使うに使えない」のも、これまた厳しいものがあります。節水要請にどれほど対応するかは、人それぞれということになるのでしょうが、多くは「申し訳ない」といった想いを抱きながら蛇口をひねっていたものと推察します。いずれにしても災害の範疇であることは間違いありません。管の迂回工事が行われるということですが、本格復旧に2~3ケ月かかるとも言われています。農業用水のボックスカルバート崩落の問題もあり、技術的観点での復旧工事が心配されます。まずは何はともあれ救助活動の再開が望まれます。

 さて、衆議院選挙埼玉13区の支部長に三ツ林裕巳さんが再選されました。県内に15ある選挙区のうち、5つの選挙区は自民党埼玉県連が公募で新支部長を決定することを示唆していましたが、そのうち3選挙区については、公募を取りやめることにしたと今日の朝刊で報じていました。
 候補者選任は党本部マターですが、どうしたものか県連が独自に公募をする方向で進めていました。しかし、公募を取りやめた3つの選挙区については、昨年の衆議院選で落選した候補者の惜敗率が高かった関係で、党本部が公募する必要はないと判断したことから県連もそれに従ったものと思われます。実際に三ツ林裕巳さんが地域貢献されているという事実が、惜敗率に大きく関係しているはずですから、当然というかしかるべき方向で帰結したものと思います。

No.3793 救出作業再開と今後

2025.02.03

 今日3日の午前0時に八潮市道路陥没現場の救出作業が再開されました。想像を遙かに超える陥没状況は、救出の困難さと下水道復旧に向けた時間への不安が重なり、流域住民にとって気が気ではないといったところです。
 足立区の浴場銭湯組合では、これらの住民に対して無料での利用を開始しましたが、利用内容については足立区ホームページをご確認ください。こうした動きが県内隣接自治体でも始まるようであればいいと思いますが、県の補助金なども視野に入れてもらえればいいと思いますがいかがなものか。
 先週、県の重職にある職員さんと久しぶりに一献かたむける懇親の場がありました。聞けば、陥没現場の下水本管は各地から集まる下水の最下流地帯にあることから直径が4m以上もあるということでした。実際は4.5mのようですが、背丈の2倍以上もある管が破壊されるに至った事実は、今後の各地の道路陥没の可能性を示唆しているとも考えられ、不安は隠しきれません。管の土中設置の深さが深ければ深いほどかぶさる土砂の量は多いはずですから、深ければいいと言うものではない感じです。また、先行して設置されている水道管やガス管との関係もあるでしょうし、更には浅過ぎれば異様に超巨大化するトラック群の影響も受けやすくなるでしょう。
 トラックに関しては、スピルバーグが世に出たデビュー作の「激突」という映画を思い出します。コンボイと呼ばれる巨大なトレーラートラックにちょっとしたことをきっかけに追いまくられ、煽られるドライバーの恐怖感を戦慄に映像化したものです。エンディングはトレーラーが谷間に落下したのですが、最後まで運転手の顔が画面に出ることはなく、コンボイの正面と追われるドライバーの焦燥感に襲われる姿が常にクローズアップされる単純単調なストーリでしたが、記憶から遠ざかることのない迫力満点の映画でした。
 このコンボイに負けず劣らず、最近の道路事情には大きなトレーラートラックが増えています。中にはコンテナを2台連結したものもあります。トレーラーでなく大型トラックでも巨大化しています。そのサイズはまさに大国アメリカに近づいているような感じで凄いものがあります。
 現行の大型トラック基準は、全長12m以内、全幅2.5m以内、全高3.8メートル以内となっており、重量基準は車重6.5トン以上、積載は11トン以上となっていますが、重さについては過重積載違反車がいるのが現実のようです。
 トレーラークラスでは、長さだけで言えばポールトレーラーが16メートル以上、フルトレーラーでは25メートル、18トン以上が公道を走っているのです。建設現場用の巨大重機や新幹線車両などを運んでいるトレーラーと言えばわかりやすいでしょうか。こうした車のタイヤの本数は30本前後になります。
 何が言いたいかと言えば、これらのせいだけとは言い切れないものの、最近の道路の傷み、轍の深さ等々を想うと荷物運搬車の大型化が影響しているのは間違いないところかなと感じるのです。行政も道路補修費にかける税金は毎年のように高額になります。社会の変化はこんなところでも庶民生活に関わっていると思えてなりません。
 まずは何を置いても、転落したドライバーさんの一刻も早い救出を祈るだけです。これは天災ではありません、とは言え人災を問うにしても容易いことではありませんし、どうしたら点検チェックが可能なのか、どのようなチェック方法があるのか、今後の展開が早急に求められるということでしょう。

No.3790 攻守事業に選択と集中

2025.01.28

 毎日のように開かれる新年会で各人が語る挨拶では、干支に結び付けてのものが多くあります。すなわち、脱皮して成長をする巳のように、一皮も二皮も剥けて清新に成長したい(またはさせたい)と念願しているといった内容です。成長はもちろん大賛成ですが、その成長も大地震によって庶民生活が一瞬のうちに奈落の底に落とされ、台無しになる可能性も憂慮される昨今です。
 過去の地震を対岸の火事と考えることなく、いつ何時我が街、我が身にふりかかるかという意識を強くする必要が増しています。神戸、東日本、熊本、能登といった地震被災地では脱皮どころか、せっかく身についた血脈・筋肉までがそぎ落とされたのです。現時点でほぼ高次元での復興が認められるのは神戸だけのような感じですが、なにより、被災者の心に深い無念さが残ったままでしょうし、その無念さはある意味自責の念にも近いものがあるのではないかと推察します。それは防災対策、地域強靭化への備えが不足していたという思いに違い無いと。しかし、現実は防災面に限らず攻守双方にわたる事業が目白押しです。
 幸手市の財政状況を考えるまでもなく、こうした対策は一自治体単位で実現することは困難ですが、やはり計画的な財政のやりくりと、優先順位を的確にとらえた選択と集中が求められます。
 振り返ると、幸手市は平成13年頃からほぼ5年間にわたり、各種財政指数から第二の夕張になりかねないという実態にあり、ゴミ袋の有償化、施設使用料の値上げなどの受益者負担などの市民協力も得ながら財政を切り抜け、起債を自力で判断決定できる状況を守り抜きました。思い出すほどに攻守両面に及ぶ大きな事業が待ち構える中、議員の責務も以前にも増して重い状況にあるのは間違いのないところと確信しています。
 さて、今日は午後2時半から三郷市で第4区議長会役員会が開催されます。
天気晴朗ですね。庭の草花の芽が吹きつつあります。

ページ移動