今日は、掲題の総会が会長である行田市議会議長のお膝元で開催されました。
一昨年は副会長の立場でしたが、昨年は理事ということで今回の総会に臨みました。冒頭、開会前に全国市議会議長会の会長の神戸市議会議長の坊議長がお見えになり、お願いの挨拶をされました。
どういうお願いかと言いますと、平成27年に廃止された議員年金制度の復活に対する意見書を各議会で作成のうえ提出してもらいたいというものでした。これは昨年秋の全国市議会議長会の場でも話されていたものですが、2年間の任期でこの事案を国に提案出来る状況にまで持ち込みたいという責任感を感じる挨拶でした。その考え方の中心にあるのは、議員のなり手が少ない現象を憂いてのものと理解出来ます。
幸手市においては、私が県議だった頃に既にこの意見書を提出している状況です。議会としては、意見書採択は全会一致が原則としている議会もあって、なかなか難関な状態にあるのですが、幸手市議会ではこの案件について問題無く採択されたと伺っています。
埼玉県では町議会の採択提出は70%以上なのですが、市議会では65%にとどまっているので、なんとか70%超えまで早期達成をお願いしたいとの力説をされて、すぐに自民党本部にとって返して再々陳情、明日は九州、明後日は東海といった各地区市議会総会に出向く日程だということです。
ところで、私的には諸手をあげて議員年金制度の復活が必要との認識ではありません。賛成への理由はわからないではないのですが、なぜ廃止になったかというところに論点を持たないわけにはいかないからです。反対への理由はそれなりに感じるところありですが、前述のように、幸手市議会では既に意見書が提出されていますので、この案件の議論は終了しているわけで、その時にいなかった立場としては、時と場合にによるとは思いますが、この案件について過去の議決や採択をどうこう言うのは控えたいと思います。
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No.3813 埼玉県市議会議長会総会
2025.04.15