添付の埼玉新聞が詳細を報じた新たな呼吸器感染症は、またも中国が発生の地となっている。ヒトメタニューモウィルス感染症という聞き慣れない病だが、実は2001年に発見されていたウィルスとのこと。忘れもしない5年前、武漢市でコロナ感染が世界で初めて認知されたことに続く実態は、中国の衛生実情が極めて深刻であることの裏返しではないかと思う。
日本の政府は、石破首相に続いて岩屋外務大臣が中国を訪問し、石破政権が親中国路線を構築するかのような対応を示している。インバウンド需要や労働市場の活性化を高める目的かどうかわからないが、10年の有効ビザを認める約束をするなど、大甘な対中政策を示しているのだ。メディアはオーバーツーリズムや、生活様式の違いからくるマナー違反などで、頭を痛めている業界も多いと伝えているにもかかわらずだ。
何が大甘かというと、小学生刺殺事件で真相究明を避ける姿勢、日本の領海内にブイを設置した件など、外交上厳しい対応を求めるべき事案があるにもかかわらず、にこやか外交にしか見えない首相や外務大臣は、どう考えても日本の国益をそらんじているとしか見えない。
こうしたことを思うほどに、新たな感染症流行に対して政府、厚労省がどういった方向性を示すのかも見えてこない。実は、コロナでもなくインフルでもない、熱も無いが喉の調子が思わしくない状態が長く続いて辛いという知人がかなりいる。自分も昨年の6月から7月にかけてそういった体調が続いたことがあったので、まさかとは思うが、すでに日本に上陸していないと誰が言えるのか。楽しい日本にしたいなどと暢気なことを言ってる場合ではありませんよ、石破さん! 喝だ!!!
記事一覧
No.3787 中国で呼吸器感染症拡大
2025.01.13
No.3786 万里一空
2025.01.13
今号の表題は、昨日行なわれた「令和7年幸手市二十歳を祝う会」で配布されたパンフレットの表紙タイトに用いられたものです。過去には雲外蒼天なども使われましたが、今年は剣豪宮本武蔵が記した「五輪書」にある名言を実行委員会のメンバーが選択したものです。
武蔵が意図したのは「世界は一つの空のもとにあり、どこまで行っても同じ世界である」で、それを「心迷わず精神を修養し、身体の鍛錬を極めれば目標の到達できる」と結んだのですが、更にそれを解して「目標や目的に向って、やるべきことを見失わず努力し続けること」として、限りない努力とチャレンジ精神を問うたものとされています。
なにやら、相撲の世界で昇進時に語られる四文字熟語に使われそうな言葉ですが、実際、座右の銘にしている人が少なくないようです。
幸手市で二十歳を迎えられた方は、女性167人、男性216人の計383人ということで、年ごとに減少しているのは必然的と考えるべきか、やむを得ない現象でもありますが、整然と座り、いかにも厳かな式典を当事者たちが作っている様が、まさに感動ものだなあと思った次第です。
九州地区の同会での当事者パフォーマンスは世界的に有名とのことですが、テレビが報じる想像をはるかに超えたド派手に着飾った若者の姿に、女子アナが「素敵ー」と声を発していたが、私的にはそう感じなかったのは私の感性が時代に合っていないということなのだろうか。来月、後期高齢者入りとなる立場では、それも致し方無いのかもしれないと思いつつ、まだまだ万里一空の精神を持ち続けたいと念じる自分がいます。