2025年が到来しました。
新年明けましておめでとうございます。
一昨年5月に議長就任以来、約1年のブランクを経てブログを再開して半年ほどになります。従って、新年の書き込みも2年ぶりのことになります。タイトルの目出度いも、愛でたい、芽出度いなどの文字変化にもなり、どれも清々しい感覚にさせてくれます。
ところが、元日の新聞を見てとてもそんな気持にはなれないと感じる出来事が一面トップに掲載されていました。中国の海上封鎖演習です。しかもその通過は沖縄本島と宮古島の間の宮古島海峡ということですから、その西側には石垣島などを含む先島諸島、与那国島、そして尖閣諸島が入ることになります。それまで台湾一周の演習はありましたが、今回の動向は対日強硬策とも思える、いわゆる無礼かつ野卑な行為としか考えられません。
トランプ政権による経済制裁の更なる引き締めか、石破政権による国防意識の甘さか、それとも韓国の政情混乱の常態化か、ロシアに追随、または北朝鮮に近づくプーチンへの脅威か・・・習近平の思惑がどこに起因しているのかは不明ですが、変化する情勢がいくつもあるのは確かなことでしょう。いずれにしても、今回の軍事行動は世界平和を衰退させるかのような異常さです。
日本政府は、岩屋とかいう外務大臣がわざわざ中国に出向き、10年利用可能なビザ発行を進めて来たばかりです。何を考えているのかと言いたい事案ですが、この外務大臣はもとより親中大臣を多く誕生させ、トランプには会えずに習近平には真っ先に会いに行った石破総理ですから、ガードが甘いと言えば甘いわけです。石破総理を選択した自民党議員、しかも土壇場で高市さんを裏切った議員の責任が重いことにならなければ・・・もうなってますかね。
石破さん、こうした状況となったからには、真っ先に先島諸島などの自治体首長を訪ねるべきかなと思いますがね。とくに、石垣市の中山義隆市長は国防向上の必要性を常に訴えている方ですから、地域事情を組み入れる姿勢は積極的に示すべきと思います。沖縄県は知事も地元メディアも親中派で、反自民党主義のリベラル派ですので、中国の行動には疑問を感じない一派です。
世界平和の維持に脅威となっている覇権国家が国連安全保障理事国の中国とロシアであることは異論のないところかと思います。そこに追従するのがイラン、ベネズエラ、北朝鮮、ベラルーシ、シリアといった国々で、どこも専制独裁主義者をリーダーとする国家群です。シリアは昨年末、突然アサド政権が崩壊し、新たな政治体制がもたらされることになりましたが、それでも民主主義的選挙が行われるには4年ほどかかるだろうとされています。
欧州の民主主義国家でも国民感情が現政権を放逐する方向に向く現状です。世界平和の維持のために、それぞれの国において政情安定化が必要であるのは間違いないところかと思います。
アメリカのニューオリンズでは、イスラム国の人物による車の暴走テロが発生し、犯人は銃撃戦で死亡、市民に多数の死者が出ています。しかもこの犯人はアメリカ国籍だというのですから、移民問題や国籍問題の自由さや寛容さがはたして長い目でみて国の為になるのだろうかという思考も高まる事件になることでしょう。グローバル化という言葉には、それが良いと思えることと、危険と思える内容が混在している点が問題だと思えてならないのです。
新年早々のブログが、私的怒りの内容になってしまい恐縮ですが、読売一面が中国の脅威記事を選択したことが、私の日頃の思いに火がついたとご理解いただければ有難く、どんな一年になるのやら・・・ともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。