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No.3772 一般質問

2024.12.04

 幸手市議会一般質問は2日目が終わり、今日が3日目最終となります。ここまでに9人の議員の質問が行われました。多くの議員が、各種提案要望を執行部に投げかけていますが、幸手市には待ち構える大型事業が多いことから、執行部の答弁も力みなぎるものが返ってこない感じです。現実にそれらの大型事業すら目途が立たない状況ですから答弁内容の多くに元気が感じられません。それも止む無しといったところです。
🔳新庁舎建設
🔳小中校統廃合
🔳可燃物、し尿、粗大等々のゴミ処理場
🔳消防署建て替え
🔳産業団地拡張
🔳桜泉園処理場施設解体
などなど街の要となる施設のアセットマネージメントや新規事業が待ち構えている現状は、人口減少が進むことと相反して財政欠乏状態の幸手市にとって厳しいのは間違いありません。この他にも、惣新田幸手バイパスやそれにつながる道の駅建設事業といったものがあり、この先20年いや30年の行財政運営に神経をとがらせ、知恵と工夫の捻出に集中しなければなりません。職員の皆さんも市民のために頑張っていただかないとならないわけですが、議員は議員で市民の負託を受けた立場ですから、市民それぞれにいろいろな想いが広がる状況において、行政を質し、要望提案をするのも当然のことです。ただ、実際のところ議論がかみ合わないというのもご理解いただければと思います。
 財政的には、国や県の交付金や補助金にも頼らざるを得ないのが現実ですが、借金比率である実質公債費比率が最大値18%強あったものが、現在は4%程度に減少していることが昨日の答弁で示されましたので、その点はわずかな光として気持ちが和んだところでしたがあくまでも和んだ程度です。
 さて、今日は藤沼、高野、小河原、小泉、木村といった残すところ5名の議員が質問に立ちます。
 当市は20年ほど前に、第2の夕張市の可能性を問われる事態に至り、当時は選択と集中という言葉がたびたび使われました。現在、当時の財政健全化比率ほど悪くはないのですが、今後の展開を想定すると当時以上に厳しい行財政運営が必要と思えてなりません。