昨2日から保険証がマイナ保険証に切り替わった。大切な事は、だからといってこれまでの保険証が使えなくなるわけではないので、けっして廃棄してはいけないということです。ここを理解していない人がかなりいるようですので、この話題になったら互いにこの点を口にすると理解者が増えるかもしれません。
ところで、マイナカードの切り替えはポイント付与のせいもあって、70%を超えていますが、保険証として使用登録しているのはわずか15%未満ということです。やはり、個人情報漏洩や無関係情報の紐付けといったことを恐れる傾向が強いとの見方が大方です。私自身、そのような考えは否定出来ず、このところ病院通いが若干続いているのですが、未だに登録せずにいます。
混乱の原因は一昨年の今頃だったと思いますが、当時の河野デジタル大臣がいきなりマイナ保険証への一本化を表明したことにあります。おそらくマイナカードへの切り替えが順調だと判断したからではないかと思われます。
個人的には、これを勧めた与党国会議員や厚生労働省の職員の普及率がどれほどなのか国民に知らしめるくらいのことはしたらどうかと思います。なぜなら、医師会からもこの新制度に待ったをかける動きがあるからです。ポイントプレミアムで人心をつかんだと思ったのかもしれませんが、情報社会に増幅するリスク感への人心までは変える事が出来なかったということを政府は理解すべきです。
ネット会員システムを利用する事業者が多い現実において、個人情報が漏れる状況が多発している現状では、なかなかマイナ保険証の普及促進は難しいと思いますがいかがなものでしょうか。
全国民が登録の対象となっている最大規模のマイナカードですから、病院、救急それら全ての関係機関において安全性を確保することが重要です。結局のところ、管理運営は人が行なうわけですからね。
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No.3771 マイナ保険証
2024.12.03