いよいよ2024年も師走に入りました。日中の暖かさはこの冬が暖冬であることを思わせますが、冬は冬らしい適度な寒さがあってこそ、魚や野菜といった食材の収穫なども順調に進み、冬の味覚が保たれると思いますが、寒さが苦手な人にとっては歓迎といったところでしょうか。
1日は師走最初の議長公務として人権作文発表会がありました。市内の小中12校から児童24人の優秀作文が選ばれ、その代表児童12人が演壇で発表するという会でした。だいたい600文字から1200文字の範囲で書かれていますが、どれもなかなかの力作です。
作文の内容ですが、戦争など世界の醜い事象を対象としたものではなく、純粋に身近な社会に潜む差別的出来事に疑問を感じ、困っている人に何がしてあげられるか、逆にどんなことをしてはいけないかという点に注視しているところが素晴らしいと感じました。また、発表ではそれをほとんど暗記して語りきる児童も数人いて驚かされました。私など来賓挨拶を日頃はそうでもないのですが、今日は何度かカンでしまったことに反省しきりです。
いただいた人権作文集は教材として学校現場で取り上げたら、いじめ現象につながる可能性がありますねと木村市長に話しましたら、市長も同じように感じていたようで、終了後教育長にその旨提案した次第です。子どもから教わることの重さや深さが沢山あることを実感させられた発表会でした。
さて、先月29日に開会した12月定例会は、今日から3日間にわたり一般質問が行われます。№3765で示した通り、藤沼議員の通告もあったので全員が質問に立つ予定です。いつもお願いしていることですが本議会はライブ中継も出来ますので議会にお出かけいただかなくとも傍聴は可能です。ただし、現場での傍聴をされた方のお話として、画面と現場では議会の内情内実が見える範囲がかなり異なるそうです。私も録画を見ますが、確かにテレビカメラが収める範囲は限定的で、不規則発言などは確認出来ませんから真実への理解となると現場傍聴の比ではないと思います。
ともあれ、あらためて「傍聴のススメ」についてご理解くださいますようお願いいたします。