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No.3747 もう悪夢は見たくない!

2024.10.23

 やはりという感じで、自公連立に陰りが見えて来たとの報道が増えてきたように思う。やはりと言うのは、石破総理が果たして自民党の選挙の顔になりきれるのかという当初からの不安と、愛国精神の放逐を意図する反日マスコミによる印象操作が、必ず選挙戦終盤に出るだろうと推測していたからである。

 さて、2009年に308議席をとった民主党政権の3年間を振り返ってみたい。そして、以下のような最悪な問題が発生していたことを思い出してみよう。
❶鳩山首相による「普天間に代わる米軍施設は沖縄の県外に移設する」この発言によってオバマ大統領が確認すると、「トラストミー」といって大見得を切った首相。しかし、その後これがどうなったかは言うまでも無い。日米関係の悪化を招いただけだった。ただただ、混乱を招き結局は辺野古移転が決定した。さらに古き活動家たちが多く沖縄に入り、知事選では、翁長氏、玉城氏といった知事の誕生もあって、後送り状態が続き、建設は始まってはいるものの工事ストップの反対行為により今だに完成の先が見えていない。
❷中国漁船が日本船に意図的衝突をし、大きな被害を与えた事件も未だ新鮮な記憶として残っている。当時、折角逮捕した船長を中国の要請を受けてほぼ即刻といった感じで中国に送還してしまった。しかも、この時中国側の要求に応じて、石垣空港への中国機使用を許可し、この船長は悠然と空路帰国していったのだ。この弱腰外交に多くの国民は怒りを爆発させたが、マスコミの取り扱いは大きくはなく、それ以降日本政府の対応は見られなかった。
❸憲法改正が問われる状況において、自衛隊の存在を明記するか否かが論じられている時点で、時の仙谷官房長官が「自衛隊は暴力装置だ」と発言した。まさに、名誉棄損も甚だしく、露中が喜ぶというか忖度でもしたかのようなとんでも発言だったわけだが、これに対するマスコミ報道もさほど問題化する感じではなかった。
❹東日本大震災における福島原発への対応では、菅首相による感情的パワハラ発言で現地で対応にあたる職員を混乱させ、疲労感を募らせるだけだった。この首相と枝野幹事長の対応は、まさに素人同然のものと後々批判の的となり、ドキュメンタリー映画でもはっきり混乱状態が脚本化されていた。
❺仕分けと称するコストカット政策により、八ッ場ダムの建設が中止された件。京都選出の前原議員が国交大臣に就任するや当地行政や住民との協議も説明もせずに建設中止を宣言。余談ですが、この前原議員は以降政党を渡り歩き、昨年だったか「教育を無償化する党」を作り代表になったものの、今回の選挙戦で維新の会に。仲間は離れることとなり、思想信条の希薄さが私には情けなく感じられてならい状況となっている。
 話を戻して、八ッ場ダムは利根川上流域の7ダム全体の6割を占める貯水量を誇り、半世紀以上前の地域住民の大反対運動などを経過した後、工事にこぎつけ、68年経った令和元年にようやく竣工完成にこぎつけたダムである。これは、自民党政権復活により建設が復活促進されることになったのである。そして令和元年の春に完成し試験湛水がはじまった。つまり、使用に供することが可能となったのだが、その半年後の10月始めに台風19号による大水害が発生し避難指示が広範囲に発令された。この時の恐怖感は今でも忘れることはない。実際、利根川堤防の越水が心配されあと20センチ程度で越水したという。この時に7ダム全体で1メートルの増水流量抑止効果があったとされ、そのうちの60%、つまり60㎝は八ッ場ダムの効果があったことが国交省による観測で実証されている。どうですか・・・越水が現実に発生したいたことがおわかりいただけるでしょう。この工事再開に大きな力を発揮してくれたのが三ツ林ひろみ候補だったとことを、あらためて実感として思いだしていただきたいと思うのです。万が一、民主党政権が続いていたらと思うとゾッとする話なのです。
➏また次の機会に詳細を書きたいと思っているのは、20日に久喜市で行われた三ツ林候補の個人演説会での青山繁晴参議院議員の話である。ご存じのように日本のトップジャーナリストとして知名度の高い氏は、高い愛国精神の元に。今や国会議員100名を超える賛同会員を誇る「日本の尊厳と国益を護る会」の代表として存在感を有する方である。
ファイル 1678-1.jpg 氏曰く、「自公連立政権に万が一のことがあると、立憲民主党が政権の中枢を担うことになるが単独政権はあり得ない。とすると連立政権ということになるが、これで考えなければいけないのはどの政党との枠組みになるかである。共産党との枠組みになれば、天皇制が廃止される可能性が高くなる」と。
 確かに、立民には天皇家の写真を見るだけで虫唾が走るとのたもう辻元清美議員や枝野氏など、かつての左翼活動家が首脳部におり、また、これまで壊し屋として辣腕をふるってきた小沢一郎氏の実態を思うとそうなる可能性は・・・さて、これほどの位置づけにある政権選択選挙だということを重く受け止めるべき選挙ですが、結果後に起こるのは?
 ともかく、内情に変化の見られない立憲民主党政権では悪夢の再来を見るだけになる可能性が高いと思わざるを得ません。15年前の悪夢は、まさに悪政が生んだことなのですから。さすれば、自公連立政権が続かない限り日本の未来は危ういことは間違いないということではありませんか。