夏日があるかと思えば、朝晩の気温低下は暖房無しでは身体にこたえるここ数日の陽気の中、幸手市民としてはまた鳥肌が立つような辛く、寂しいニュースが配信されました。
幸手市民が主に利用する駅は、幸手駅と杉戸高野台駅が主体で、南栗橋駅と東部動物公園駅も一部市民の利用駅となっています。今回、その主体的に利用されている2つの駅を結ぶ朝日バスの定期バス路線が本年12月末日をもって廃止されることになってしまいました。
https://www.asahibus.jp/news/554.html
実は、かなり前(1年以上でしょうか)から、この話は耳にしていましたが、市がこの話を受けた場合に、どのような対応をするかが関心事でした。というのは、香日向バスが廃止になる話が持ち上がった時、路線継続の提案要望で朝日バスに出向いたのですが、その時言われたのが次の内容です。
「当社でも廃止を考えている路線があります。今、その路線も利用者が少なくなって赤字運行が続いているので、行政さんが資金援助でもしてくれない限り廃止の方向性はやむを得ないのです。そういう状況ですから廃止される路線を受け継ぐということはとても難しいと思います」
その時廃止を考えているというのが、今回発表の路線かどうかの確認は出来ませんでしたが、それから間もなく幸手市にはその連絡が伝えられたものと思います。
街の顔である駅を結ぶ通勤通学路線が無くなることへの衝撃は小さくありません。栄団地、緑台地区等の市民にとって今後の対応を憂慮されるところですが、香日向の現状は分譲から約18年間そうであったように、私用車による送迎や自転車利用に戻っているのが現状です。
それ以上に問題なのは、高齢者の生活必需としての足の確保の問題でしょう。買い物や病院通いは、全国の地方自治体すべてが抱える高齢者対策として無関心ではいられない社会問題です。
前号では大成グループの明るい話をお届けしましたが、さて、この問題どうしたものか。