毎朝、BSで新旧の朝ドラを続けて見るのが日課になっています。見れない場合もあるので録画は必要条件にしているのは言うまでもありません。
前々から感じてはいたことですが、昭和を背景にしたドラマでは、必ずといっていいほど戦争の場面が主人公の成長に絡めてシナリオ化されています。時には生々しい実写の動画や写真も珍しくありません。少しくどいようにも思う時があるNHKのこうした制作姿勢には意図的なものがあるように以前から感じていますが、その理由まで踏み込んで考えることもないと思っていました。
ただ、朝ドラですから、やはり見た後は清々しい爽快な気分で1日を送り出してもらいたいというのが見る側にとっては有難いことです。
その意味では、今の「舞い上がれ!」はとても感動しています。単純なようですが、若者たちのチームワークをストーリーの中心に据えた脚本に、うるうるするのもしょっちゅうです。寄るなんとかで涙もろくなっているのは間違いないようですが、それにしても、うるうる場面が、悲しい場面や人のぬくもりを感じさせる場面ではなく、心が一つになってチャレンジする若人の姿にというのはなぜなのでしょうか。やたらと泣けてくるんですねー。すると隣で見ている人が私の顔を覗いてニコニコ笑っているんですよ。まいりますね、こういうところを覗かれるのは。
そういう点で、今回の朝ドラには、このところしばらく感じなかった感動をもらっています。これから先の展開がどうなるのかはわかりませんが、空に憧れを抱く主人公が社会人になって躍動する成長ぶりを楽しみにして、スクールガードで小学生からもらう元気も合わせて、さらに舞ちゃんの今後を応援したいと思います。
「あっ、また泣いてるー」と言われるのが少しくやしいのですが・・・