言葉は生きている。言葉は凶器になる。しかして、そうした言葉は狂気から発せられる面もあるのかもしれない。特に政治に関わる最近の慇懃無礼かつ子どもに聴かせたくない一方的な悪口雑言を聞くにつけ、日本人のマナーとはどこぞに消えてしまったのだろうかとさえ思う。
れいわ新選組の党自体の品性の無さは指摘するまでもないし、指摘することもはばかりたいところなのだが、これまで著名な芸人としてテレビ出演の多かった水道橋博士さんが党代表の山本太郎との街頭演説で、次のような発言をした。
「安倍晋三と麻生太郎と森喜朗の乗った飛行機が墜落した。誰が助かっただろうか? 国民です」と言うものだ。政治的に敵対していようが、政権転覆が狙いであろうが、人の死を揶揄した表現に歓喜する姿は品性どころの問題ではない。
また、同党のある女性議員は「岸田総理は資本家の犬だ」と発言したという。同党支援者からしてみれば「その通りだ」と思うのだろうが、国会議員としての品性品格の無さは嘆かわしいほどだ。国会でも問題となり注意されたそうだが、本来議会というところは、国であれ地方であれ、政策論議の闘争に徹するべきで、相手特に個人を名指しで誹謗中傷する場であって欲しくはない。この場合の犬とは、ペットとしての犬を意味するものではない。動物に例えるにせよこれはひどい。公人の言葉は高貴高潔が理想だが、もはやそれは望むべくもない。
極めつけは、この添付した内容である。
知事も経験したことのある橋下氏だが、今大阪市が知事を先頭に電力関係で上海資本との癒着を問題視されている。橋下氏の意向が強いと言われているがそれを大きく取り上げているHANADAやWILL及び編集者や文責者たちを口汚く罵っているのだ。しかもそれをよせばいいのにSNSに載せている。逆のパターンだったらおそらく橋下氏は司法の場に持ち込んでいるだろうと思われるほどの文章表現である。高貴高潔のかけらもない。この人の強気な性格はどこに原因があるのだろうか? メディアは好んでこの人を起用するが、自分の意見が絶対だという自信もあるのだろうが、単に勝気な性格という評価もある。弁護士という肩書がこの人の存在を便利なものにしているのかもしれない。
最新ニュースでは、ロシアのメドベージェフ前大統領が「彼らを消滅させるためならなんでもする」という言葉を発した。彼らとは、ウクライナか他の国か? それとも特定民族やNATOを指しているのか? はたまた民主主義全体を・・・まさに狂気である。プーチンは言わずもがな既にこの時点でナチ以上、ヒトラー以上の人類最悪の為政者に牽引されたロシアであると言わざるを得ない。