6月1日、定例議会開会しました。執行部提出議案は国庫補助金等を活用したコロナ対策支援施策を中心に上程され、前号でご案内した農業委員会委員改選人事案の14名については当日個々に採決され、すべて全会一致で議決されました。
今日の最大の案件は、議会人事に尽きると思います。今回もまた市民にはわかりにくい、いや、こちらも説明するのが難しい議員の動向が事前にあり、採決直前に至っては、更に難解な動きがあったようです。2年前同様、不可思議な思いが強く残るものでした。
最大のポイントは、これまでの議長が辞職願を出したことにより行われた議長選挙で、再び前議長が当選したことです。しかも11票という圧倒的な獲得票でした。辞職意志を表明したのに何故再び・・・再選は本人が続投する意志があったからこそのことですから、辞職願など提出する必要はなかったことになります。
そして、この議長選挙が終わった後に、今度は副議長から辞職願が出たのです。同じように選挙になりましたが、結果は同じ11票で再任が決定しました。
どちらも残り4票のうちの3票は自民会派の木村議員が会派仲間の票を獲得。
残る1票は私の票で、誰が選ばれるかの結果は100%見えていましたが、あえて議長選では自らの名を、副議長選では白票を投じました。いろいろ考えた上で理解しにくい改選人事に一石を投じることにしたものです。無力感が伴うものではありますが、さほど大きなものではありませんのでご心配なく!
面白いことに、2年前の人事の時に行われた多数派工作での9名が、今回は割れる結果となりました。議会は良くも悪くも人間関係が時に乗じて変化する組織体ということです。
その後、過去には覚えのない調整会議なるものが会派代表議員で開かれ、どういうわけかそこに無所属の私も。ベテラン議員は役が無くてもいいかと議長に問われ、それを了解したり、誰誰は○○委員会の委員長をやりたいと言っていたとかの発言が飛び交い、その通りに決まるなど、シナリオありきを感じる協議の結果、議運と3常任委員会の正副委員長は指名推薦で決めることとなったのです。私にも意見を求められましたので議長と議会運営委員長には関心があると発言したものの、それ以上何を言っても、ならば指名でなく互選でと言う事になるのはあきらかで、そうなれば多数派が仕上がっているわけですから、見えている結果をあえて求める必要もないし、問題提起をする意味の薄さを察した次第です。いかがですか? ここまで簡潔に書いたつもりですが、さぞやわかりにくいことと思います。
それでは新人事をご紹介します(敬称略)
議 長:再任
副議長:再任
議会運営委員長:本田
〃 副委員長:四本
総務常任委員長:小河原
〃 副委員長:小林英
文厚常任委員長:松田
〃 副委員長:坂本
建経常任委員長:木村
〃 副委員長:海老沼
以上です。もう一つ、問題ありと感じたのは、執行部はこの議会人事が行われているかなりの時間を議場待機の状態だったことです。忙しいことこの上ない状況下で、なんとか配慮出来ないものかと。議会内人事案件を議員間協議している間は、執行部の存在の必要性を感じないのですが、これも決まり事なのでしょう。
おそらく、こうした人事案件は幸手市に限らないことで、どういう経緯で結論が導きだされているかは市民にとって難解なことであるのは間違いありません。傍聴していても、暫時休憩~議運開催の連続ですから、何がなにやら皆目わからないことと思います。
さて、明日から一般質問が始まります。今議会も持ち時間は45分ではなく30分です。私は4日の一番手と予測してますが・・・。
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