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No.3413 ワクチン接種予約再開

2021.05.09

 まもなく日付変更ラインとなり10日を迎えます。いよいよ混乱から始まったワクチン接種予約が再開されることとなります。
 市民からは未だにワクチンに関する質問を受ける日々ですが、とにかく今月16日以降ワクチンの供給が格段に増加されることになっているということですので、慌てずに電話もしくはネットでの予約をお願いしたいと思います。もっとも、個人的にはネット予約は不公平ではないのかという思いがありますが、国の指導もあって決まったことですのでやむを得ないところです。
 実は、報道では全国的に電話申し込みが殺到し、回線パンクの可能性が出ているそうです。たとえば、規模こそ違え横浜市では3日に受付を始めたところ、1分間でなんと200万件のアクセスが集中したといいます。人口比で考えると、年齢の細分化をせずに初回から65歳以上を対象にしたものと思われます。
 幸手市が75歳以上でまず一区切りをしたにもかかわらずアクセス殺到による混乱だったわけですから、横浜市の例がそうなるのは当然でしょうね。その結果、システムに不具合が生じて45分ほどで受付を停止したそうです。
 幸手市でも初回の受付が始まったところで多くの市民から繋がらないという声が寄せられ、それが次なる受付に対して今度は大丈夫かという不安が抜けきれない状態、いわゆるトラウマになっている感じすらあります。しかし、前述のようにワクチン入荷量を見越しての受付再開ということですから申込可能な市民の皆さまには冷静な対応をしていただければと思います。
 また、6日から始まった接種は、落ち着いた雰囲気で整然と行われているそうです。感染者は180人になろうかというところまで来ていますが、実際に治療にあたっている数ではないということも理解の対象にすることを、会う人ごとに説いています。かといって、おめおめ油断召さるなという思いも自分に言い含めながら伝えるようにしています。
 若者を主体にマスクをしてれば大丈夫という意識が高いという記事を見ましたが、このブログを見てくださっている方々にはマスク万能説を信じる方はいないものと思います。

No.3412 心無い言葉の凶器と化すSNS

2021.05.09

 ようやく花冷えが遠ざかり、初夏が感じられる陽気となってきました。残念なのは、季節は移り変わってもコロナ情勢が引く気配を見せないことです。

 SNSいわゆるネットの書き込みをめぐって今大きな話題となっていることがあります。これには、怒りと悲しさ以外に湧き出る感情はありません。
 すでにこの状況は、表舞台の報道対象にもなり始めましたので、多くの国民が知るところとなっています。
 日本水泳会の期待の女子選手である池江璃佳子選手に対する「五輪辞退のススメ」というSNSへの書き込みです。これに対して、当の池江瀬選手は心悲しくなるような切ない思いを、数回に分けて長文に綴っています。
 死をも覚悟しなければならないようなどん底に落された3年前の病の宣告から、奇跡とも思われる復活を遂げ、先の日本選手権で4冠という成果を成し遂げた池江選手。治療中の激やせの姿からは、この復活劇を予測した人は少なかったのではないでしょうか。肉体の低下はおろか、命までが案じられた危機からの脱出は記録と記憶に称えられるべき偉業だと確信します。その復活の後ろ盾となったのは自国で開催されるオリンピックという目標をあきらめなかった純真なスポーツ精神があったからではないかと思います。
 それを・・・辞退すべきだとはどの口が、どんな思考で言えることなのか!

 時を同じくして、弁護士の宇都宮健児氏が五輪反対の署名運動の先頭に立ち(立たされ?)SNSを通じて10万人の賛同者があっと言う間に集まったという反日デジタル新聞の報道がありました。宇都宮氏と言えば、先の東京都知事選に共産党、立民党、社民党の推薦を得て2度目の立候補をした方です。
 最近、差別問題をテーマにした署名運動がSNSを通じて行われるパターンが通常化しています。とくに詳細は申しませんが、差別を材料にした逆差別が一般化している現状が垣間見えると感じています。その署名数値もほぼ10万から20万の中で定数化しています。
 こうした状況から、コロナも、オリンピックも、そして差別問題も、政権打倒を唱える反日思考の政局の対象となっている様相は、ひとえに確実に近づいている総選挙を意図したものと感じる次第です。

 オリンピックは我々が賛否両論持つにせよ、選手個人に辞退をしろなどと言うべきものではありません。開催の可否は関係各位、関係組織が決めることであり、それに従うことでしかありません。世論の片寄った動向による盛り上がりで開催が中止になるのは選手にとって悔やんでも悔やみ切れないはずです。
 Blood Sweat&Tearsは生易しい精神で流すことは出来ないのですから。