桜が去ったというのに花冷えはかなりのものがあります。今日から早朝ウォークを再開しましたが、手袋無しだと少々辛いものがありました。もっとも、私は市議選と県議選の計5回はすべて4月でしたが、朝の駅立ちや辻立ちでの爪先の凍てつく感覚を忘れません。昼夜の気温差が大きい4月ですが、新緑と草花の開花といった情景は目を楽しませてもくれます。我が家の小庭では、コデマリ、つつじ、タイツリ草、スノーフレーク、十二単、アザレア、といった草木が競うように開花中です。明日にもなんじゃもんじゃの木が白い綿帽子を被りそうな気配です。ただ、明日はまた雨模様のようです。こうして徐々に初夏に向かうのが例年の繰り返しですね。
今日は、議会全員協議会がありました。最初にお伝えしておきたいこととして、この全員協議会というのは、文字通り理解して議員全員でブレインストーミング的にフリーミーティンブする会と思われているようですが、事実は、執行部側が議会に連絡報告したいことがある時に開催されることがほとんどで、議員は内容によって若干の質疑が出来るというものです。日程とお題目は2週間くらい前に連絡があります。
今日は、議題は5項目。そのうちの3項目について要旨をお示しいたいと思います。
(1)一般廃棄物最終処分場の今後の運用
当地の利用は、残余量測量の結果から令和6年11月まで現行の埋め立てが可能であり、搬入終了時期を令和7年3月末とするというものです。
(2)低所得の子育て世帯に対する生活支援特別給付金
児童1人あたり5万円で対象者は703人。
令和3年4月分の児童扶養手当受給者は申請不要で、この申請不要の対象者向けに厚労省の指導により5月14日までに支給したいとのことで4月12日に専決処分したということです。3515万円は全額国庫負担で実施される福祉事業ですから専決処理は妥当だと思います。
さて、次のワクチン接種計画が今日の主題で、質疑も許されるものでした。のべ8人の議員から質疑もありました。先の電話受付で混乱したことから議員の関心も高かったこともありますが、いつものことながら、人それぞれだなということをつくづく感じる今日の質疑でした。
私の感覚では、誰もが経験していない初めての、未曽有の、世界的なコロナ禍においてワクチンが思うように供給されないという状況を頭においての質疑であってしかるべきと思うのですが、事実はさにあらず。執行部担当者の人格否定にも近い厳しい質疑をする議員がいることにいささかうんざりした次第です。私が担当者であったら言われるままではいないと思う程、カサにかかっての物言いは聞いてるだけで疲れます。
結局、結果論に対して攻めて、責めているわけで、計画を聴かされた段階で議会としても、また個々の議員にしても適切な意見提言を出来なかったということも言えることだし、それ自体が難しい状況だったと理解すれば、執行部とて万全な計画を立てられる状況ではないということです。後出しジャンケン的に責め立てる光景は、武士の情けといった精神が皆無でした。
確かに、執行部側が適切的確な情報を提供しているかといえば、そうではないと感じる面もあります。それでも議会対応が最優先されるべきとは思えない迷走状態にあり、変更や新情報が入り乱れ、すべてが不確定とも言える状況にあって、議会のプライドや上から目線的感覚は無用だと思うのです。
前置きが長くなり申し訳ありません。本題に戻りましょう。
◆案内発送と予約受付の関係を順を追って箇条書きにしますと・・・
①5月15日までに幸手市に割り当てられるワクチンの想定量はすでに受け付けた分も含めて約9,000人分で、その後は未定です。
②3月30日に郵送した75歳以上の数が9,123通。したがって、接種しない方を想定した場合、75歳以上の希望者全員をカバー出来ることになります。
③その予約受付が既報の5月10日からで、次の70歳から74歳の市民への通知を5月中旬に予定しているので、概ね混乱することはないというのが執行部の計画のようです。
④65歳から69歳への案内は5月下旬を予定
⑤64歳以下の方へは6月に入って順次発送。
肝心なのは、ワクチン入荷の情報次第で計画は都度変更されることになるということです。
◆コールセンターの電話回線は5本から7本にするということです。もっと多くという議員もいましたが、多くすればするで混乱に拍車がかかることも有り得るわけです。ひとまず箇条書き内容をご理解いただき、先を争うことなく慌てず騒がずで電話するようにしていただければと思います。
◆市民説明会は2回増加され計4回になりました。
①4月22日北公民館・・・・・午前10時及び午後2時の2回
②4月24日ウェルス幸手・・・午前10時及び午後2時の2回
といったところが主ですが、バイデン大統領との会談で渡米している菅総理が、ファイザー社のCEOと対談の予定があるそうです。フランスでは1回目の接種者を増やす目的で2回目との間隔を3週間から6週間にすることを国として決めたといいます。このように、国家レベル、首脳レベルでワクチンに関わる交渉や思考錯誤をしていることを認識いただければと思います。