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No.3368 やはり接種最大の問題は・・・

2021.01.24

 しばし前のブログで地域医師会からの議会への要望について書いたところ、その反響が思った以上に多く、市民の関心というか心配の度合いが高いことがわかりました。要するに、市長の医師会への対応が悪いとか、医師会の実態についてうがった内容を書いた議員に対する追及をして貰いたいという書状を議員に送ってきたことについて、私はいかがなものかという主旨をブログにしたためたわけですが、今の現実はまさにそれどころではないといった状況になっているのです。

 その時のブログで、ワクチン接種について行政と医師会の連携を深める状況に発展しないと、不幸なのは市民だと書いたわけですが、正に現実は全国的な問題としてそれが問われる事態になっています。ワクチン接種についての体制作りは、医師の確保が大きな障壁として考えられているということです。
 というのは、常日頃の反日報道は政権批判ありきでコロナ禍対策の現状を政治の責任であるがごとくの煽動報道の多さに辟易する日々ですが、ここ数日のワクチン接種に関する報道は、幸手市にあてはめるとその通りだと感じます。
 それは、ワクチン接種の主要課題について47都道府県県庁所在市の意向を確認した調査において、38市が医師と看護師の確保だとしています。また、会場確保については30市が課題に挙げています。
 そうした中にあって、幸手市では医師会が行政への問題を指摘し、議会議員に追及要望をしていますが、そんな状況ではない!ということを多くの行政が示しているのです。3月下旬から始まるとされる接種ですが、今の幸手市ではその順調な実施計画が立てられるのでしょうか。
 更に問題は、この接種についての運営全般を政府は自治体単位に任せています。当然、県レベルでも同様の対応でしかないと思います。ということは、幸手市がすべての知恵を絞ってワクチン接種の運営計画を立てなければならないのです。がしかし、現状はそうなってはいないことが問題だということです。明日の午前は、市議会の対策本部会議がワクチン接種について議論することになっています。

 今、NHKでは与野党のコロナ対策討論が行われています。半年後に選挙を控えている関係もあって、コロナ対策が政局関連で語られている気がします。
 野党は常に批判が職務であるとは理解していますが、イデオロギーに関係なくという言い訳付きの野党の主張が空しく感じられてなりません。過去1年、思い出せば昨年の初夏までコロナ対策よりモリカケさくらといったスキャンダル問題ばかりに国会議論を費やしていた野党は、たとえば、観光・旅行業の支援を進めた結果としてgo toキャンペーンを手柄的に主張していましたが、今になって中止決定が遅く、今の感染者急増の原因論にまでつなげる始末。
 今の第3波パンデミックがgo toにあるかのごとく主張するスタイルは無責任の極みです。
 確かに私もすべての政府対応に満足するものではありませんが、万全な対応を望める状況ではないという思いもあります。誰が万全な対策をうてるのか。コメンテーターでも医師でも、元政治家でも・・・言ってることは皆バラバラではありませんか! 政権批判だけが一緒では真に国民不在です。
 終息に向けた政策対応をしっかり出来ている国はもはや皆無と言うべき状況です。世界各国の実態は言わずもがなです。

 日本医師会の中川会長が政権批判的なことを立場を越えて発言しており、その流れかどうか立民枝野代表は医師会への補助金を主張しています。過去の政権奪取時に医師会が民主党支援をした記憶がよみがえりますが、二番煎じを思考した医師会擁護の発言はなんとなく中川会長の思考に追従している気がしてなりませんが政局論争はいい加減にしてほしいものです。
 幸手市の問題を語るつもりでしたが、NHKを見ていて立民や共産の発言に違和感と憤怒の気持ちが湧いてしまいました。
 寛容と優しさと、協調・妥協の国会でないと感染症問題は良好な方向に進まないと思いますがいかがでしょうか。それが、野党は国民目線かつ選挙目当ての優しさばかりを言ってる気がしてなりません。とくに、立民の福山という幹事長は綺麗事ばかりの中で巧みに政権批判をしており、どうにも好感度が湧かない議員です。自らが胸襟を開こうとはせず、常に政権批判ありきであるのに、政権に胸襟を開けという言葉は、これまでの政治的対応からとても言えることではないはずです。