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No.3360 議員とは?考えさせられる・・・

2020.12.24

 各地で議員の懇親会が問題視されている。愛知県西尾市では議会閉会後に定例的に行っている懇親会を14名で実施したという。3密、ソーシャルディスタンスを実践したかどうかは不明だが、今、この時期になぜ?という問題もあるが、最大の問題はコンパニオンさんがいたということではないだろうか。これも懇親会の定例であるとしたら、議員という職制に住民が大きな違和感を持ったとしてもやむを得ない。しかも弁明発言では、互いに酒を注ぐことを避けるためにコンパニオンさんを入れたという次元の低い言い訳を口にしている。これを聞いて、そんなことはない、毎回のことではないのかと思ったものだ。
 これについては、わずか5、6名で懇親会を実施した奈良県山添村でも同様で、いったい何を考えているのかだ。

 綺麗事を言うわけではないが、セッティングされているものを拒むことは出来ない状況で私もそういう場面に参加した経験は何度かある。その場を受け入れざるを得ない状況において、根本的に心から宴を楽しむということにはならないという心理が、疲労感につながるのが常だ。理由はいろいろ複雑なものがあるが、中には異常というくらい上から目線でコンパニオンさんに接するパターンあり、男の本能をむき出しにするパターンありで、そういう映像が目に入ることが不愉快で仕方がない。

 幸手市議会では以前、定例会ごとに懇親会が催されていた。この場には執行部も加わり、二元性議会の終了を互いに慰労する目的だった。過去にコンパニオンさんがいた記憶はない。その後、現在では毎回必要かどうかという見直しの観点にたって、6月と12月の定例会後に行われるようになったという。
 もちろん、今回は早くから中止が決まっていた。
 選挙で市民から負託を受け、税金で報酬を受けている議員は偉くもなんともない。先生などと言う呼称はおこがましいというのが私の持論である。いや、議員は街の発展と住民生活の向上及び安心安全のために働くものだが、はたしてそういう感覚ですべての議員がいるかどうかさえ何とも言い難い。

 わかりやすい例に国政があるが、委員会質疑などで互いに先生と呼び合っている。おかしなものだといつも思う。
 確かに、議員任期は参議院を除き4年保証、次なる保証を獲得するために結構な選挙費用を捻出しなければならない。好きで挑戦しているのだから当たり前だろうと言われるかもしれないが、厳しい選挙戦をくぐり抜けるのはなかなかなのだ。落ちればただの人。これも経験したことなので間違いない。
 ただ、だからと言って議員が特権意識を持つような行動は厳に慎まなければいけないというのも当たり前のことだ。出来うるなら、市民とも、職員とも対等の姿勢で臨み、議員として実質的な功績を積み上げられるように邁進するのが務めだと。邁進を慢心に置き換えてしまう議員であってはならないと改めて感じる議員懇親会報道であった。反面教師にしなければならないが、政治の世界には反面教師の材料が転がり過ぎているのも事実である。

No.3359 中川会長、気持はわかりますが!

2020.12.24

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 コロナ禍が第2次パンデミックの様相を呈している。というか、発生以来ここに至るまでパンデミック状態が続いていたと考えるべきかもしれない。
 日本医師会中川会長のコメントは医療崩壊の可能性に言及している。なんとなくか細い声で語る会長は、まるで不安を煽っているかのように気弱な感じを受ける。曰く「使命感で持ちこたえてきたが、もう限界。国民が危機感を取り戻さなければならない」
 今年の会長選挙で就任したばかりの方だが、日本の医療のトップであるなら、もう少し意志や信念の強さを示す会見を望みたいところだ。疲弊する病院の代弁意識が強いのだろうが、日本の医師全員がこの凹んだ雰囲気、考え方だとすれば、それこそが正に医療崩壊パンデミックとなりかねない。もっと厳しいことを言わせてもらうなら怠慢かもしれない。
 埼玉県ふじみ野市のクリニックでは、駐車場まで目いっぱいPCR検査場化させ、とうとう隣地の農地を借り、農地転用した後にプレハブを建てる計画を実施しようとしている(既に実施しているかも)医師や看護師さんがいる。要するに、出来る限りのことをするために命を懸けているのだ。真の使命感とはこういうことを言うのではないだろうか。

 政治に求めるものは遠慮なく求める強さがあってもいいし、その結果として政治が緊急事態宣言を再発令することがあってもいい。かかる現状は、そこまで来ていると思う。まして、うかうかしてると変異性ウィルスがすぐそこまで忍び寄っているかもしれないのだ。その防疫体制作りにしっかり対応してもらわなければならない。医師会が泣き言を言ってる場合ではない!