コロナウィルスの感染者数が再び非常事態化しつつある。ここ数日の感染者数の推移に注目していたが、東京では317人、埼玉でも116人、大阪256人北海道では札幌市だけで138人と激増の事態となっている。大阪、埼玉ともに過去最高で他にも兵庫、茨城、岩手などで過去最高を記録している。埼玉では100人超えしたのは今月6日の114人、10月10日の100人のわずか3日しかなかったのだが・・・。全国的には今日一日で1500人を超えた。
私が9月議会で一般質問したPCR検査は、県が予算面で主体となり、自治体と医師会が共同で運営している(はず)わけですが、その検査実態から、結果として陽性反応者が増えることになったのではないかと推測している。
GO toキャンペーンがいけなかったとか早すぎたという結果転嫁論を口にする向きが少なくないが、直接的な感染経路は探りようがない。ましてや、感染防止のためのロックダウン的非常事態継続か、倒産や解雇連鎖防止の経済対策優先かの政治的判断は難しいところだったのは周知のはず。
今、大きな第3波の再来が危ぶまれる事態に至ったのは、キャンペーンのみならず観戦観劇の人数緩和なども一因かもしれないが、国民個々の油断と甘えも生じたのではないか。コロナにも自分にも寛容になってしまった結果かもしれないのだ。自粛生活がいかに単調で物足りないものかに疲労感を強くした人々が、旅に限らず一気に解放感にひたった結果の今ではないかと思えてならない。
政府は現状、入国許可を与える国を増加させている。これもインバウンドを期待する声に対応している面もあると思われるが、感染源が特定されないことや観光で来日する外国人の解放感も要注意の対象にせざるを得ないから事は複雑である。マスクさえしていればどこにでかけても大丈夫という気持ちにはなりきれない。それでも、生活や健康のための行動まで抑えることは出来ない。
本日、22人目となる陽性反応者(30代女性)が発表されたものの、激増という事態には至ってない幸手市でも、感染者が出るとその人の住む地域を推測したくなるのは誰にも共通するところである。私とてそう思う時もあるが、知ったからといってどうなるものでもないし、世情にはいじめ的事態が発生していることを思えば、やはり公にすることは叶わぬ想いとしか言いようがない。
当たり前のことしか言えないが、やはり守るべきことを守り、大丈夫感の過信や、解放感を抑える思考も必要かと思う。
記事一覧
No.3343 コロナの波再来か
2020.11.11
No.3342 市内循環バスの復活に向けて
2020.11.11
気持ちの良い秋晴れが続いています。ついつい、どこぞへ出かけようか的意識が出るものの、感染状況が再燃している状況では自粛しかないかという思いも同時進行します。そうは言っても、身体がなまらないようにあれこれ考える日々です。
今年の場合、日の出が最も遅いのは1月7日(6時50分40秒)、日の入りが最も早いのは12月6日(16時27分53秒)だそうですので、この間は日によって差はあるものの昼間が短い期間ということになります。日照時間が少ないと、なぜか損をした気分になりますが、皆さんはいかがでしょうか。
昨日の議会全員協議会で、福祉サービス的施策である公共交通システムの新たな考え方が示されました。その概要は路線別発着時刻等々まだ未確定な面もあるので詳細は控えますが、春先に行ったアンケート結果や巷で耳にする市民の声などを参考にした市内循環バスの復活が対象となっています。
年々免許返納者が増える傾向は、すなわち高齢化により生活の足を自給出来ない社会が進展することを意味しているわけです。100%市民サービスというわけにはいきませんが、それに近い形での行政サービスの実現は必須となるのは当然のことで、多くの自治体で公共交通の形態つくりにアイデアと工夫を凝らしているのが現実です。
私もこのテーマについては、先進例の紹介や市民の声を届ける目的で、かなり踏み込んだ一般質問を数回していますが、今後更なる調整を進めつつ、より良い公共交通の実現にむけて知恵を集約していただけるものと考えています。