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No.3303 幻想的な神秘に魅せられて

2020.07.14

 連続15日となる雨日、なんとも憂鬱ですね。中共コロナウィルスの地球規模の感染状況はとどまりを見せず、私たちの身近な環境にもウィルスにいつ見舞われるかわからない昨今です。その広がりは複雑さを増し、感染経路の追求もままならない事態は、行動規制等自己管理を徹底することしか防止の手立てが無くなっていることを実感します。このままでは、第2次非常事態宣言もあるやもしれず、経済活動どころの話では無くなってしまいます。
 大雨による被災地の皆さんにとっては、不安の2重構造という現実ですが、まだまだ予断を許さない状況が続きますが、しっかり命をつないでいただきたいと願うばかりです。慎んでお悔やみとお見舞いを申し上げます。

ファイル 1217-1.jpg そういった暗い世相の中我が家の話で恐縮ですが、昨夜、なんとも言えない花の持つ不思議な姿に立ち会うこととなったのです。文字で説明するより写真をご覧ください。隣人からいただいた月下美人が一夜だけの命の開花をしたのです。
 7時すぎから10時を回る頃まで、目の前で演じられる光景は花夜叉の舞とでも名付けたいほど初めて観る私にとって神秘的でさえありました。
ファイル 1217-2.jpg ジュディ・オングさんが大ヒット曲「魅せられて」を歌う時、両手をゆっくり上げるとマントのようなものが広がりますが、その光景を思いだしました。まさに魅せられて状況です。例えが下手なところはご容赦ください。
ファイル 1217-3.jpg

 大きなツボミだったものが、ゆっくりゆっくりピンク色の額から後ろに反っていく姿、そして白い大きな花びらが開くと、中にもう一つの可憐な花が・・・。
ファイル 1217-4.jpgファイル 1217-5.jpg お天道様や潮の満ち引きの関係で花に限らずユニークな生態を見せる生き物は結構いますが、月下美人の開花はわずか数時間、日が替わる頃には魅せじまいをして、2度と開くことはないそうです。
 閑話休題というわけではありませんが、自粛が続く中、こうした滅多に見ることの出来ない自然の驚異に触れることが出来て、ほんのちょっとスッキリした気持ちになれました。