12月議会の一般質問は昨日予定をすべて終了しました。13人の質問議員のうち、持ち時間の45分をすべて使った議員が7人いたこともあって、前号でお知らせした通りのタイムラッシュとなり、最終日の昨日の閉会時間は19時20分でした。防災をはじめ同種の質問も多々ありましたが、それもやむを得ないといったところでしょうか。
印象に残ったことがいくつかありましたのでお示ししたいと思います。
◆区長の選挙活動についての質問を、私を含め3人の議員がしましたが、投票立会人の選挙活動が禁じられていることから、区長の選挙活動が違反の対象になることが判明しました。なぜなら、選管書記長によると幸手の場合は投票立会人を代表区長に指名していただいてるとの理由からです。確かに、代表区長をはじめ区長さんが投票所で立会人として座っている実態からはこの指摘が当然ということになります。もっとも、選挙立会人に区長がなり、報酬を支給しているのは幸手に限ったことではありません。したがって、ほぼ全国あまねく、区長の選挙活動は公職選挙法違反という理解が成立するということになります。
◆以上から、今回の市長選でも直前に辞職届を出し、選挙後に復帰しているという事実が1名あったという答弁があり、それは選挙活動するための偽装辞職ではないかとの指摘をしました。明解な答弁はありませんでしたが、とにかく、選挙活動は個人的にしたのであって区長の立場でしたものではないというのは、我田引水の身勝手な言い訳でしかありません。
◆ある地区の代表区長による自治会費使い込みの指摘がありました。すでに市ではこの本人から事情聴取し、確認を始めているということで、当人からはつい最近辞職願いが出たということです。ただし、その内容次第では公金横領、私文書偽造などといったことにまで発展する可能性もあるだろうし、はたして辞職願だけで事が終わるかどうか微妙だなあと感じながら聞いていました。
◆何が原因かは全く分かりませんが、教育に関する質問が少ない議会でした。
◆二日目、最終日と続けて10時台に地震がありました。特に最終日は、私が防災の質問をしている最中でしたので驚きましたが、本庁舎はすぐにでも使用をやめるべきだとの提案要求がタイムリーというか皮肉な内容になった次第です。最初が群馬県南部、次が栃木県南部だったと思います。通常、茨城県南部を震源地とするパターンが多いことから、埼玉県は北部地域の広範囲が震源遅滞だということを実感した地震でした。
◆私は、女性候補の生誕地に関わる二重性について、立候補者のプロフィールとして有権者には理解しにくいが、こうした実態を選管が知るところとなった場合、どう対応するのかと質問しました。明解な答弁はありませんでしたが、問題ある文書図画等への指摘は選管の義務としてチェック可能です。
◆ある議員の質問に、私を指していると思われる内容がありました。
それは、たぶん№3186の内容に関するものだと思われます。この内容に誹謗中傷という指摘が選管に届いていないかと聞き、選管がなかったと答弁すると、なければ問題視することが出来なかったということかとして、それ以上の再質問はなかったのですが・・。
そのブログで私は、公正な選挙から逸脱しないためには躊躇なく事実の指摘をすると論じた上で書いていますので誹謗中傷という指摘が理解できませんでした。ノーサイドという言葉も出ていましたが、自らが選挙のしこりを残しているように感じられた次第です。
◆そういえば、かの女性候補が傍聴にきて最後まで聞いておられましたです。
どういったお考えでのことかは知る由もありません。
◆一連の台風災害は行政及び市民にとって新たな教訓となりましたが、広報さっての11、12月号にこの関連での記事はわずかなスペースで一つの記事が書かれただけで、折込もありませんでした。編集方針への疑問を質しました。
◆今回の台風時では防災本部の立ち上げや避難勧告について、地域防災計画に則った行動が出来ていなかったとの指摘がありました。
などなどです。私の質問に関連することが多くなりましたようでご容赦願います。3日分をすべて録画チェックするのは困難ですが、議員別、そして通告質問を確認して興味のある部分を抜粋視聴をすることもできます。市民の皆さまには是非とも議会への関心を深めていただきたいと思う次第です。