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No.2921 メディアの異常さ極まる

2017.09.21

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 報道ステーションの安倍批判印象報道が熱い。この場合の熱いとは酷いという意味合いを多く含む。テレビ朝日は朝日系だからやむを得ない。TBSも驚くほど編集捏造に余念がない。昨日は、解散報道で都知事派の内容を画面とともに伝えていた時、安倍総理の共産系のやじ集団が集まった都議選秋葉原での「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と演説した場面を都知事のクローズアップに合わせて流した。これには驚いたが考えてみればこれらのメディアでは日常茶飯事の印象操作なのだ。サンデーモーニングなどは最たるもので、サブリミナル的効果が出るような編集報道に徹している。関口宏、岸井成格をはじめとする出演者たちの論理展開の奥底には安倍倒閣煽動があちこち微妙に張り巡らされている。

 写真をご覧いただきたい。けっして皮肉ではなく日本がいかに思想も言論も自由というかフリーな国であるかを示している。この常に悪意煽動的媒体は、この見出しによって販売部数を確保していると言えるだろう。私も勤め人時代、その見出しにそそられて買うことがあったが、けっしてその内容に魅入られることはなかった。東京スポーツ、夕刊フジ、そしてこの媒体が帰路に向かうサラリーマンが日常的に購入する三大紙と言えるもので、それぞれに中心記事に特徴があるが、このゲンダイは疲れて家路に向かう彼らのストレス解消に体制批判もしくは芸能スキャンダルを効果的に1面でそそる。内容は調査のレベルも浅く軽いのが常で、見出しを納得させるだけの真実性に欠ける。がなにより購入動機に見出しが大きな要素を占めているのは間違いない。フジ派、ゲンダイ派を徹底する読者もいて、私はフジ派だったが、たまにゲンダイにも手が伸びた。それは、行き過ぎた政治・政権批判が見出しに踊った時だった。ファイル 827-1.jpg
 そもそも、これだけの内容を自らが書きながら、事あらば言論弾圧を政権批判に持ち出す媒体であるから記事の内容に信憑性を感じるはずがない・・・と思うのだが、染まってしまう人間もいるのも事実だ。毎日読んでいればそうなる可能性もあるだろう。中国や韓国ではないが、嘘や身勝手も100回言えば恥ずかしくもないだろうし、100回聞けばそうなのかーと感じてくる人もいるだろう。
 この日のゲンダイに見られるフレーズは
「ここまで狂ったか、と国民唖然」国民という言葉を多用するのだがどこぞにデータ的確信があるはずもない。ヒトラーさながらの手口で民主主義を愚弄する悪辣選挙安倍自民党を勝たせたら日本はオシマイ  錯乱の冒頭解散、大参敗の兆し、北朝鮮危機とやらの政治利用・・・・・ヒトラーの名を安倍総理に被せるのも常套手段だ。ヒトラーに結びつければ有権者の安倍嫌悪感が高まると思っている。まったくおどろおどろ感が出るが、この見出しを考えつくデスクとはいったいどんな人物なのか。とは言え、そう考えるだけの話でそれ以上の興味はない。ただ、日本はオシマイというのであれば、そうさせないためにはどんな政治体制が必要だというのだろうか。いつも思うのだが、好き勝手書く媒体に限って代替案まで示せばいいのだが、批判するだけで止まる。
 私の古くから懇意にしている知人にもいるが、根本的思想に反体制精神の流れを持つ人はけっこういる。そうした人たちが今押し並べて言うことは、自民党はどうも好かん、さりとて任せたい政党はないというパターンが圧倒的だ。また、そうした人に限ってマスコミの風に乗りやすいように感じる。

 今の北朝鮮有事の可能性はその後に待ち受ける有事の前座と考えるべきだ。中国ひいてはロシアは日米の北朝鮮対応をしたたかに見つめているのだ。これほどの国家の難局に政権批判ばかりに熱を上げるメディアは、それこそ狂っていると言えるだろう。