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No.2815 ドラフトの結果に歓喜

2016.10.20

 今日行われたプロ野球ドラフト会議で、花咲徳栄高校の二人の選手が指名を受けた。
 高橋昴也投手と岡崎大輔内野手。
 とくに岡崎くんは我が街幸手市出身なので、同郷地元として高橋君以上に注目度が高くなってしまうが、現時点では同窓同級で共に汗を流し、甲子園で力を合わせた仲間として均一に紹介したいと思う。

 
 まず、高校生投手四天王と評された高橋昴也投手。広島からドラフト2位指名。入団は間違いなく、引退する黒田投手の後釜としてローテーション入りも期待出来る実力派。140キロ台のスピードは安定しており、150キロが平常の領域に入る可能性もそれほど難しいことではないと感じさせる。
 私は、この高橋君を見てとにかくお尻がパンパンに張っているのに目を見張った。尻の大きな選手は大成すると昔から言うが、大きく羽ばたく未来を感じている。
 公表181cm83㌔、左投左打。四天王から誰が真っ先に一軍に上がるか。そして勝利投手となるか、今からワクワクする。

 続いて、人柄が素晴らしいと聞く岡崎大輔内野手頑張り屋さんで謙虚な性格だと少年野球時代から彼を良く知る人が言う。
 今季最下位のオリックスから3位での指名を受けた。

 オリックスは昨季ドラフト1位の吉田選手を後半クリーンアップで起用し、吉田選手も小柄ながらパワフルな打撃でその期待に立派に応えた。
 しかし、オリックスの現状が選手層の厚みに欠けるというのも大方の見方であり、それもあって、吉田選手は中盤ケガで出場機会を無くしながらも、復帰直後にかかわらず3番4番で起用されることになった面もあるだろう。そう言えば、この選手も太腿の太さは尋常ではない。

 岡崎君は公表182cm75㌔と若干細身なので、少し線を太くし、大人の身体に鍛えれば十分オリックスを支える選手になれるものを持っているように感じる。
 実は、私には岡崎君が元ヤクルトで名球会入りを果たし、WBCで主将に抜擢された宮本慎治さんと重なるのだ。雰囲気全体が彷彿させているように見えて仕方がないといった感じである。違うのは右投左打という点だが、前述した人柄という点において似ているとするなら、宮本さん同様無事是名選手として長く地味なチームにとって欠かせない存在になるやもしれませんぞ。

 高校からプロ入りする選手は、なにより純粋さを無くさない心構えが大切だ。165㌔大谷翔平選手がプロ野球界を変えるスーパーヒーローになりつつあるが、彼の素晴らしさは爽やかさにあふれているところではないだろうか。
 周囲が大騒ぎし過ぎることなく、明日からでも下半身を鍛え、アスリートとしてより逞しい身体を作り、入寮するくらいの気構えを皆で後押ししてあげたいものだ。

 ともあれ、二人の指名に喜びを隠せない私なのです。万歳!

No.2814 ASEAN情勢に影?

2016.10.20

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 タイのプミポン国王が崩御された。軍事政権による国家運営下にある同国ではあるが、過去の軍事革命後の混乱も落ち着いた安定的政治状況に戻すなど、その存在は絶大な国民の信頼の元に置かれていた。
 ワチラロンコン皇太子の即位が予定されていると言われているが、この皇太子はプライベートでの問題点が指摘されていることもあって、実は妹のシリトーン王女を国王にとの声も少なくないという。しかし、王位継承権は持つものの皇太子が次期国王の第一資格者とされており、シリキット王妃も皇太子即位を望んでいるらしく国民の思いは届きそうもない。


 タイはもともと親日国ではあるが、中国とも友好的な外交を進めており、中国の南シナ海問題では強い批判を控え温和な外交に徹している。2年ほど前に中国からの亡命希望者を強制送還したのも、国際協調を尊び、中国の強引な外交手法に抗うことは得策ではないとの判断によるものと思われる。

 そうしたタイの存在とは別に、フィリピン大統領による嫌オバマ、嫌アメリカ的発言が多く、中国に肩入れするような言動が目立つ状況にある。麻薬犯罪人の大量処刑に見られるように、民主主義に程遠い独裁者的感覚を持つ元検事ドゥテルテを大統領に選択したフィリピンは、ASEANにおける欧米連携国の代表的存在であったはずだが、その連携が揺らぐ可能性への疑念は拭えない。 

 本来であれば、就任後の外交で真っ先に訪問すべきはアメリカであるはずだが、ドゥテルテは中国を選んだ。中国マネーをあてにし、自国のインフラ整備を目論んでいるのは間違いないところであろう。
 何かにつけて沈思黙考熟慮型の人物でないという点でわかりやすい人物である。

 金に目がくらんで南シナ海問題で譲歩する可能性も考えられるが、国際裁判で中国を訴えたのはフィリピンであり、ハーグの仲裁裁判は中国の南シナ海開発のストップを示唆している。言ってみれば、フィリピンは中国に対して地域内最大の壁になる有資格者なのだが・・・。
 数百人の財界人を引き連れて18日に中国に着いているが、今日いよいよ首脳会談の予定となっている。今後のASEAN、東アジアの方向性に大きな影響を与える点において注目すべき他国間外交である。