ジメジメ蒸し暑い陽気。
過ごしにくさでは群を抜く今時ゆえ体調管理もぬかりなくといった感じか。
さて、前回の参議院選分析に続いて、今回は地元幸手市の投票状況から特徴的な部分を紐解いてみようかと。
候補者別獲得票数を前回25年の参議院選との比較でみると
自民党・・・古川俊治 8530 関口昌一 6951
公明党・・・矢倉克夫 5227 西田実仁 5708
民進党・・・民主みんな社民 大野元裕 4200
共産党・・・伊藤 岳 2055 伊藤 岳 2924
まずは自公協力体制が定着してきた上に、今回は戦前の混迷具合もあって幾分強化されたことが伺える。
これは、昨年4月の市議選で公明党の2候補合わせて3417票という結果であったことも踏まえ、3年前の矢倉氏も今回の西田氏も5千票台を得ていることとの関連において自公協力の推進が読み取れるのではないだろうか。
25年次には民進党は民主党で2千票台、他にみんなの党が3千票台、社民党が500強を獲得しており、それらを合算すると6000票を超えていた。したがって、民進党と共産党候補それぞれに票が分散されたのが野党側の実態と見られる。
自民公明の合計票数が約1100票減っているのは、おおさか維新、こころなどに流れた票数が原因とみられ、自民候補が安定との予測から保守系とくに憲法改正推進派陣営に票が分散されたと思われる。
投票率の観点から、特徴的投票所として常に注目される我が地元の投票所(コミュニティーセンター)を市全体との比較で考察してみる。
28年参議院選 市全体 51.05 コミセン 68.76
27年市長選 〃 44.61 〃 54.91
27年知事選 〃 28.41 〃 44.70
27年市議選 〃 50.51 〃 61.17
27年県議選 〃 44.88 〃 60.25
26年衆議院選 〃 53.35 〃 67.96
25年参議院選 〃 51.10 〃 67.19
こういった結果になっており、我が街の選挙への関心度は国政選挙に対して比較的高いということがわかる。
街のトップを選ぶ市長選は、私自身が審判を受けた県議選もしくは市議選より低かったことがわかる。今こうして改めて数字をみると意外な感じではある。
これは、一般的に有権者はテレビ・新聞といったメディアを通して興味をそそられるものと考えられ、天下国家論を耳にし、語り、投票所に出向くという行動スタイルが必然的に出来上がっているものと思われる。つまりは、情報量の差もこのような状況に影響しているのだろう。
私も、若い時から国政に関心が高く・・・とは言っても政治家への道にはまったく志がなかったが、今いろいろな経験をしてきた中で、やはり天下国家論を自分のブログで書くことが多くなっている。意図しているわけではなく自然の成り行きなのだが、これに物足りなさを感じ、幸手市政に拘わる記載を期待する方もいるようだ。
不思議なもので、地元政治より国政を題材にしている方が、なんとなくスムーズに気持ちが向くし、複雑な感覚もないのだが、バランスを考慮する必要もあるとは思っている。
我が家を含む大型住宅地1180世帯を対象としたコミセン投票所の投票率の高さは特筆すべきものがあるが、それも国政選挙でとくに顕著に示される。この現象から考えて、私自身が国政をブログの題材に選ぶ確率が高い傾向に妙に納得している。
いやはや、今回はなんとなくとりとめのない内容でした。ではまた。