このタイトルに関することを書こうと思って画面に向かったはずなのに、清原逮捕に怒りが治まらず順序が逆になってしまった。
昨日、幸手市にある障がい者支援施設様の紹介で、宮代にある「あかりワークス国納」という施設を訪問させていただいた。
この施設は、特定非営利活動法人あかりが運営する事業所の一つで、次のような事業を行っている。
1.就労継続A型支援・・・・お菓子の袋詰め、オリジナル贈答品の制作
2.自立訓練・生活訓練・・・箱折り、箱のノリ貼り、ガラス・木工などアクセサリーの金具付など
2年前に完成した清潔感あふれる施設内の二つの作業室では、計10名強の通いの障がい者が上記の作業をしていた。たとえば、お菓子の袋詰めを始めた頃は、日に200~500といった程度だったが、今では10,000という数を日々こなしているという。シーラーという接着用機材も使いこなしながら、黙々と作業している。箱に並べる作業も手馴れたものでかつ丁寧だ。
隣では、箱の糊付けをおそらく健常者がやっても変わらないスピードで次々と仕上げている。そのすべてが立ち作業で、納期が間に合わない時は、休日出勤もあるという。そう、彼らは立派な給料取りなのだ。
前々号でも書いたが、障がい児たちは気持ちが落ち着かず、集中力や持続性に欠ける面があるので、気持ちが萎えないように施設職員の皆さんが、知恵を絞りいろいろな工夫をしているという。とは言え、ここまで支援の成果が確実に上がっているということに目を奪われた。
毎日の達成目標は個々に掲げるそうで、それが白版に書かれている。日記もあって、毎日の感想が丁寧に書かれている。意欲についての書き込みが素晴らしい。
通所期間は2年間。満了を持って卒業という規則となっており、その後の一般社会への就労を目指して自分たちの可能性を高めているのだ。年齢は18歳から20代後半まで。
「どの人にも尊厳ある仕事を」
「彼らはできる人、わかる人」
<あかりワークス運営理念>
障がいを持っていても大人として自立して、生活していくことを目標にしています。やりがいのある仕事に就き、給与を得ることで、自分に自信を持ち、大人として自他ともに認められる存在として生きていくことを実現します。仕事が人を成長させることを信じて活動する就労施設です。
こうした分野への政治の関わりが、より深まる新時代が来ていると強く感じた視察となった。