今月23日告示、来月9日投票という長丁場の県知事選も、1週間が経過しました。暑い中、全候補者にまずはお疲れ様ですと申し上げておくこととしましょう。
そして、つかだ候補が31日金曜日の午前10時10分予定で、幸手市中山家具店さん前で演説会を開催することを連絡しておきます。
上田候補は26日の午後5時半過ぎに、幸手駅前に130人ほどの聴衆を集め、演説会を開催したそうです。
思い出しますね。4年前は、県議になったばかりの私が動員役を任じられて、上田さんと共に中山家具店さん前で演説したのです。終了後、私の真新しい事務所で昼食をとり、着替えetc。
聴衆はもっと多かったように記憶しています。それにしても、いくら政治の世界とはいえ、変われば変わるものです。
さて、埼玉の政治に新鮮な息吹をもたらす候補者として、つかだ桂祐候補はこれ以上ない候補者です。
申し分ない経歴と清新な感覚は、またとない埼玉政治一新のチャンスだと確信しています。
上田候補陣営が立てている「のぼり」に「出たい人より、出したい人」と、たしか書かれていますが、これは条例違反、公約破りを意識したコピーそのものです。出たい人はまさに上田さんではないか!と指摘しておきます。
自ら上程し、施行した条例を破っての4選出馬は、最初に自分から出ますと言えば、まさに条例破りですから、そこは、1年以上前から条例を破ってもおかしくない状況を、各方面から手立てしたものと思います。
それは・・・各方面からの出馬要請の求めに応じなければならないという使命感から決断した、という言葉を発することが出来るように。
そもそも、自民党を過半数割れに追い込むと発言して、県議選で自らを支える議員の多数派工作を堂々と行ったのが上田さんです。それは、成功に至りませんでしたが、議会二元制に横槍を入れる首長の姿をあからさまにしたのです。その上で、前述のとおり、多くの首長や団体が自分の4選を推薦しているから、これに応じないわけにはいかないと発言するに至りました。
そうした理由を口にしはじめた段階で、首長として末期だということを示していると私は感じた次第です。
こういう状況で4選に当選したとしたら、県政は特定のコネクションが優先されることを多くは意味しています。それが、上田さん自身が条例で防止しようと考えた首長任期長期化の危険性そのものであり、弊害ではありませんか。
先日、麻生副総理がつかだ候補の集会に来訪されて話したことで、会場からどよめきが起こりました。
どういった内容かというと、財務大臣として2年7ヶ月になるが、一度も来ていない知事は上田さんだけだというのです。そこには、国とのコミュニケーションに積極的ではない上田さんの姿があります。
また、新藤義孝前総務大臣も同様のことを言われています。つまり、財政や地方管理の担当相に足を運ぶのは、県知事の重要な任務のはずです。遠いならまだしも1時間程度で行ける埼玉のトップです。首都圏の一翼として国を支える埼玉県という考えが、そこになければいけません。知事の立場として、県内首長が陳情訪問で知事室を訪れる日常を行っている上田さんなのですから、逆の立場がわからないはずがない。でも行かない。
先日のテレビ討論で、それに関連した質問に対して上田さんは「私は物乞いをするようなことはしない」という趣旨の発言をしました。でも、事あらば県知事が国に出向くのは、皆ひとえに良好な関係を構築し、とりわけ目を向けてもらいたい状況を確立するために、より具体的には、財政的な支援を仰ぐために行くわけです。
それは、まさに「県民のため」という信念において、トップが取るべき行動ではないでしょうか。
いや、ご本人は「物乞いはしない」と仰っていても、実際は、副知事や東京事務所長などが代わりに出向いているとは思います。通常はそれでもいいのでしょうが、しかし、知事が責任ある行動として、まったく霞ヶ関に出向かないというのでは、各省との関係が深まるわけがありません。
民主党だから自民党政権には行きにくいというのであれば、それこそ県民を忘れていることになります。
国との強いパイプを持つのがつかだ候補です。なにより、旧自治省官僚として対地方関連業務の経験が深く、防災行政の専門家であるというのも結構なことではありませんか。
埼玉県に出向した経験があった方で現職知事として頑張っていらっしゃる例として、鹿児島県の伊藤知事がいらっしゃいます。鹿児島県庁でお会いしたことがありますが、なかなかの人物でした。
変えよう埼玉!