もうすでに日が変わりましたが、昨13日に2月定例議会が最終日を迎え、平成27年度一般会計予算で修正案が可決される形になりました。新聞報道にもあったように、利根川の土手に太陽光パネルを設置するというもので、総額20億円かけてあの埼玉の数少ない大自然の一風景として親しまれている坂東太郎の南面土手に太陽光パネルを設置しようという議案に自民党県議団は詳細をより煮詰める必要があるという結論を下しました。
たしかにユニークな発想とは感じるものの、国交省が認めたわけでもなく、調査予算だけとはいえ、いきなり予算化すること自体が、パフォーマンスに感じられなくもないかなと思います。民主党は電力供給の未来のスタイルとしての可能性を積むものだと主張していますが、私個人的には、やって良いことと悪いこと、やっていい場所と悪い場所という節度は保つべきだとの思いです。
HPトップ面でも書いている通り、自然の風景や親しまれてきた郷土としての風情は、人の手で書き換えてはならないと思っています。残すべき風情は残さなければならないはずです。
利根川南面土手を生活の一部として郷土愛を育んできた行田、加須、栗橋の地域住民の思いも少なからずそういう方向ではないかと感じます。切り込み型の荒川と違って、利根川は堤防機能を持つ土手に守られた高床河川で、四季折々の特徴ある陽光が照らす土手があればこそ、大河坂東太郎の流れとの一体風景に味わいがあり、だからこそ五穀豊穣をもたらす恵みの川として崇められてきたのだろうと・・・。 巷間伝わる上田民主党と自民党のバトルだと、またまたマスコミが報道するだろうと想う次第。
立候補をとりやめ、引退する方向に舵を切った社民党の佐藤議員が、いみじくも今回の新年度予算を評して「上田知事の4選出馬宣言予算」とネーミングしていましたが、実は、私もそのように受け止めていました。バラマキ感の匂うパフォーマンス的要素が多分にある内容だと、多くの議員が口を揃えていたことは間違いありません。
とにもかくにも、現在の任期が4月29日ということになっていますが、1期目当選以来16回目の議会、つまり任期最終議会は終了しました。いろいろと地元のために頑張ったという実感を残せたのがなにより良かったと思っておりますが、まだまだし残したことは山ほどあります。それを実現するためにも頑張る・・・そう頑張るしかないんです。