今朝は体感的にはさほどの寒さは感じませんでしたが、気分的にはどんよりするような曇り空でした。でも、子どもたちは元気に挨拶してくれるので、いつものことながら元気をもらっています。
さあさあ、今朝は嬉しい新聞記事が届きました。昨年12月に落札完了していた県立幸手高校に関するものです。
実は、私も年末から新年にかけてお招きいただいている会合で説明している内容がほぼそのまま掲載されています。それも一面見出しトップです。
県の施設が空き施設となった場合、つぎのような手順で後処理されます。
①県自体が使用する予定があるかないか。
②県が使用する予定がないとした場合、その施設の立地する自治体に使用する予定があるかどうかを確認します。
③自治体が使用する予定がないと決定した場合、県は公募にかけます。
と、ここまでの単純な跡処理の流れから、幸手高校は埼玉県により民間に売却される手続きをふむことになったのです。日本保健医療大学では、幸手高校の一年前に廃校手続きがとられていた香日向小学校の利用に関心を示していたことから(実際はそれが叶わなかった)、幸手高校への関心度もさらに高まっていったわけで、学校跡地を校舎も含めて、同じ教育事業に利用してもらうことは願ってもないことと私も感じていました。
しかしながら、少々心配したことは、実はまだ圏央道の開通前ですので、距離感がわからない方が多いと思いますが、同校跡地は幸手インターチェンジから至近距離にあります。したがって、全国的にインターチェンジ周辺では、夜ともなるとネオンきらめく業種の進出が考えられ、地域環境が激変しかねません。実際に、県内の主なインター、ジャンクション周辺にも、そういった傾向が見られるわけです。
また、校舎もまだまだ十分使用に供する建物ですので、これを利用してくれる事業と考えると、やはり学校事業がいいということになります。また、同校出身者の方々にしても校舎が残るということで願ってもないことと考えられました。
それで、私が県に要望したのは、公募にあたっては一般公募をかける前に、教育事業に限定しての第一段階をふんで欲しいというものでした。当然、日本保健医療大学の思惑は思惑として、公募ですからはたして結果はどうなるかは神のみぞ知るわけでしたが、これこそが幸手市のために、最良の公募手法ではないかとの確信がありました。
はたして・・・結果は日本保健医療大学が幸手市で二つ目の大学運営意欲を示し、名乗りを上げることになった次第です。
県にとってみれば、ほぼ予定していた5億円強の金額で落札され、幸手市としては、教育と医療福祉に関わる事業が増すことでのイメージアップにつながり、さらに若者がまた増えるという状況も生まれます。高校出身者は思い出深い校舎が取り壊されずに残る結果となり、また同校設立にあたって土地を提供していただいた旧地権者の皆さんも納得されていると聞いております。
県立高校再編整備計画では、統廃合となった高校のうち、まだ4校の活用が決まっていませんが、関係者の多くが納得する結果に、多少なりともお役にたてて自身ほっとしましたし、素直に喜びを感じています。
それにしても、自分が関わった事柄が、これほどの取り扱いで報道対象になるというのは感慨深いものがあります。
記事一覧
No.2574 今朝の埼玉新聞一面から
2015.01.21