2014.10.26
数日前、一年ぶりに新国立美術館を訪れた。この時期に開催される「二紀展」への案内をいただくので、日頃、芸術に親しむことはほとんどないが、この会を観るのを楽しみにしている自分がいる。しかし、1日が24時間以上欲しくてたまらない毎日なので、時間のやりくりに四苦八苦なのだが、今年もなんとかしてしまった。しわ寄せは必ずあると思うが、なにより「なごみの時」がたまらなく心地よい。
絵画にも彫刻にも好き嫌いは当然あるが、どれを見ても驚きに近いものがある。美術工芸の類とはそういうものなのだと感じる。常に感じることは、発想の大胆さ、奇抜さ、そしてタイトルに隠される作者の意図といったものが、私の頭では理解不能な場合が少なくない。
まずは、ご覧いただきたい。私がここで紹介するものはそれほど奇抜なものはない。だからといって、実物の奇抜さが好みではないいうことでもなく、その発想のユニークさは素晴らしいと感じることも多い。