寒い! 冷たい! 痛い! この時点で冬?を肌で感じる10月ってここ数年あっただろうか。
ところが、国会も寒い!
確かに、小渕、松島両女性閣僚の2か月足らずの退陣模様はやれやれだとは思う。しかし、鬼の首を獲ったかのような民主党の本業を忘れたはしゃぎぶりには辟易する。マスコミの体質も問題だ。週刊誌の中吊りはこれでもかといった表現で醜聞タイトルが並んでいる。まるで民主党の手法をバックアップしているかのようだ。しかし、面白おかしく・・・嫌味皮肉の極限をよくも書くものだ。
こうしたことで国会運営が進むことは対外的に日本の政治レベルを露呈するだけだ。いや、ミエやプライドはどうでもいい。敵失を突っつく予算委員会など国民は求めていない! 重要な法案審議をうっちゃったまま審議拒否を続ける野党第一党にはうんざりする。
さすがに自民党が下野していた時は、これほどひどくはなかった。福山、蓮舫といった人間性を疑うような辛辣な物言いは、いったい何のために国会議員をやっているのかと言いたい。税金の無駄を洗い出すことを否定はしないが、そうであるなら、その前におのれの報酬が税金で賄われていることを自覚すべきだ。
公職選挙法違反で松島女史を訴えた民主党。海江田・枝野コンビが発案したと報道にある。枝野氏が党内で再び存在感を示しているともある。こうしたことにうつつを抜かしている民主党であるなら、次回選挙の結果はもとより、政党としての信頼感はますます失われていくだろうと確信する。
もちろん、自民党とて一人ひとりが襟を正すということを肝に銘じることは言うまでもない。地元有権者が伝統と歴史の上に大きな存在感を有する後援会組織は、その後援者たちに納得してもらう活動をするために、ややもすると行き過ぎてしまう事実は、今後戒めなければならない。
ともあれ、今の臨時国会を見るにつけ、政治に身を置く自民党議員としてではなく一国民の思いとして、土砂災害支援法などの審議に入るべきだ!と言いいたいのだ。そうでなければ、何のために臨時で国会を召集したのか説明がつかないではないか!