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No.2545 災害は忘れる間もなくやってくる

2014.10.05

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 どうやら台風は直撃しそうな状況で、今日、予定されていた八代地区民祭は昨日の早いうちに中止延期を決めたとか。
 昨日は、若干蒸し暑い感はあったが、運動会には絶好の陽気だった。幼稚園ではご家族総出で運動会を楽しまれていた光景もあり、こちらも気が安らぐひと時を味わった。

 ところで、幸手市では第20回の幸手地区地域安全と第17回暴力排除推進の合同大会が北公民館で行われた。幸手と栗橋を合わせての地区大会ということで、幸手はもとより栗橋からも多くの参加者があり、会場は予備椅子がかなり用意されるほどの様相だった。
 8個人、14団体が今年の防災功労表彰者として紹介されたが、本日ご参会くださった方々があっての地域安全だという思いをあらためて感じた次第。

 災害には自然災害=天災、心無い悪意にもとづく=犯罪(人災)があるが、いずれにしてもこうした災害は、最近の特徴として、常に襲われるという恐怖と、種類が多様化しているということが言えるのではないだろうか。
 まさに「災害は忘れる間もなくやってくる」という言葉のほうが今では適切ではないかと思う。とくに、犯罪はいつどこで誰に悪意の目が向けられているかわからない。そうした意味において、今ほど防災のみならず防犯意識を高めることが求められている時代はない。

 さて、ところがである。大会セレモニーで振り込め詐欺の多発多様化について幸手警察署長からも話があった。それでつい先ほど(午前3時頃)昨4日の朝刊を見て驚いた。いや実は、近頃、その日の朝になかなか目を通すことができない状況で、翌日にまとめてみるというのはけっして珍しくない朝刊の存在なのです。
 話を戻してと・・・なんと戸田市で1千万円の振り込め詐欺被害があったとの記事を目にした。地域安全大会の当日の朝刊でのことだから、その印象も複雑だ。
 まずは県警が作成した最新の資料をご覧いただきたい。振り込め詐欺については最下段の3番に記載されている。

ファイル 448-1.jpg 今回の新聞にあるパターンは初めて聞くものだ。駅員を装っての語りだったという。「駅のトイレに息子さんのカバンの忘れ物があった。中に小切手がある。3日で金が戻るから金を用意できないか」という内容の記事で、ストーリーとして意味が通じない記事なのだが、ともかくそれに対して、70歳の女性は1千万円なら用意できると言って、文京区の路上で息子の上司の部下を名乗る男に直接手渡したというのだ。
 驚きだ。1千万の現金を手元に所有していることもだが、何の不信感も持たずに出かけて、知らぬ人間に渡しているということにビックリする。なんで警察に連絡しないのだろうか。警察に連絡すると息子が困ることがあるかもしれないと思うのだろうか。そうだとすると、この犯罪の盲点はこのあたりにあるということになるやもしれぬ。
 備えあれば防げるのが、この振り込め詐欺対策だと思うのだが・・。
 備えなければ、明日は我が身・・かもしれません。ご注意を! 

 話変わって、台風18号が新たな被害をもたらさないことを願います。目が覚めたら家の周りを点検しておこう。
 最後に、また御嶽山噴火の犠牲者が増えました。増えたことは残念ですが、発見されてよかったという複雑な感情にもなります。51人もの人が・・・でも、まだ不明者は残っています。
 あらためまして、慎んでお悔やみを申し上げます。合掌!