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No.2465 観測史上最高に良いことはなし!

2014.02.19

 今朝の空を見ているととても観測史上最高の雪を落とした空には感じられない、風もない穏やかな空だ。
 いわゆる甲信越地方に降った雪は、時間の経過とともに実質上甚大な被害となりそうだ。埼玉県でも秩父市の260世帯をはじめ、8市町村に579世帯の孤立集落が出ているという。物資不足等緊急支援がジェットヘリなどで行われているが、雪の怖さが尋常ではないということが、観測史上最高というカンムリがつく被害で判明した。

 
 昨日の報道では22億円の農産物被害を想定していたが、実際は100億前後に届くのではないかと推測する・・・県議として不謹慎な予測と怒られるかもしれないが、逆に多目の予測をすることで、救援活動も速やかなるのではないかと思えてならない。いろいろあったようだが、自衛隊も出動したようだ。新聞は批判の報道も伝えるが、そういったことを言ってる場合か!
 どんな時にも批判を優先する新聞に辟易する。

 埼玉県は埼玉県としてできる限りのことを迅速にするべきだと思う。農家は日頃から疲れきった中での農作業にあたっている。天候次第で豊作にもなる。天は、太陽は恵みの神様。だからこそ、空に、天候に裏切られた時の厭世観は、一般には理解しきれないはずだ。土地持ちで羨ましいと思われる部分もあるが、それによる悩みも少くなくないという。経営はけっして楽ではない。
 ともあれ、今は時間との勝負! 緊急融資の話も出ているが、融資などひと時の精神安定剤でしかないと思う。そもそも農機具、農機械の購入で借金を抱えている農家のほうが圧倒的に多いはずなのだ。金利がいかに低かろうが、返すものは返すのだ。被害に遭った農家の生産意欲、モチベーションが下がっては我々庶民の食卓にも拘ることだ。後継者不足で悩む農家がこれで廃業などとなっては悲し過ぎる。
 これだけ広範囲の雪害なのだから、国も各県もできる限り緊急の補助金給付を考慮すべきではないかと思うが、いかがなものだろうか。そのためにできることがあれば、県会議員としてなんでもするし、したい。いや、しなければならないと思っている。
 今日から、2月定例会が始まる。