涼しいを通り越して一気に寒くなりました。ネクタイを締めた上にジャンパーを欲しいくらいの冷たい陽気の中、午後3時から新越谷駅前で行われた越谷市長選の候補者応援に出かけてまいりました。
9月議会直前に県議を辞職し、越谷市長選への挑戦を決めた松沢邦翁候補の出陣式を応援するためです。越谷市議4期、県議3期を経験し、33万人都市となった越谷再生のために立ち上がった松沢候補は、自民党県議として活躍し、県との強いパイプを大きな武器、糧とできる首長として理想的な候補者です。なにより誠実な方だというのが3年近いお付き合いの中での評価ですが、私は首長の資質に求めるものは、とくに今の時代にあっては、誠実、倫理、正義、公平、礼節といった感覚をどれほど備えているかが必須条件として大切だと思っています。
どちらかというと、県議の中にあって口数は少ない方でしたが、杉農時代は柔道部のキャプテンとしてならし、率先垂範のリーダータイプです。
現職候補は元民主党県議であり、前任時代から合わせて16年もの間、民主系市政が続いている越谷市。国政、県政との強力なパイプが繋がることをめざして「越谷を取り戻す」と訴える松沢候補の演説は、多くの国会、県会の議員たちから「そうだ!ガンバレー」のシュプレヒコールとともに、雨のなか立ち止まって耳を傾けてくれた有権者の心に響いたことと思います。
あとは当選を願うばかりですが、最近の選挙事情は予測が難しいですね。
今日20日は、全国各地で首長選挙の投票日となっていました。その結果を見ると、投票率の低さという点において埼玉県がひときわ上をいっている、いや、下をいっているというほうが正しいのかもしれない。
なんと、春日部市長選の投票率は23.82%という悲しい指数。しかも前回に比して15.19%もダウンしているのだ。この有権者感覚は、いくら相手候補が共産党だからといって、また悪天候だったからといって、これで本当に4年任期の首長を信託したと言えるのだろうか。私は石川市長再選を希望していた一人なので、当選したことは至極嬉しいのだが、なんとなく心が晴れないのであって、これは石川市長も同じ感覚でいることと思う。
各地の投票率はつぎのような結果である。
◆埼玉県鶴ヶ島市・・・無投票
◆福井県越前市・・・・47,06
◆奈良県天理市・・・・55.61
◆岡山県玉野市・・・・43.29(過去最低)
◆島根県浜田市・・・・70.55
◆熊本県玉名市・・・・76.46(過去最低)すごい!
春日部市の場合は、前回でも40%に届いていない。この理由にはいくつか考えられるが、東京のベットタウンと言われる埼玉県の投票率は、東京に近くなるほど低くなる傾向は理解はできる。しかし、前回の知事選でも20%台で全国最低を記録したことから、有権者の関心度を高めるにはどうしたらよいか頭の痛いところである。
ちなみに、今日県内で告示になった首長選挙は越谷市、熊谷市、ふじみ野市となっているが、しばらくは各地選挙戦の投票率に注目してみることとしよう。