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No.2365 自民党県議団緊急要望

2013.09.03

 2日に発生した越谷市・松伏町における竜巻被害状況は次の通りです。
◆人的被害 63名(うち重症7名)
◆家屋被害 越谷市:全壊8棟、半壊78棟、一部損壊301棟
      松伏町:68棟・・・内情調査中
◆公有施設 体育館屋根が3分の1損壊、窓ガラス35枚、電柱2本倒壊した越谷市立北陽中学校をはじめ、中学校2、小学校1、高校2などでライフラインがストップするなどの被害あり。他に春日部、蓮田の学校や給食センター、しらこばと水上公園、同競技場などで被害が発生している
◆道路被害 ガス漏れや電線破断などでの通行止めが出たものの概ね解除
◆農作被害 水稲、小松菜の実害、ビニールパイプハウスの倒壊、用水路等の被害を確認中
◆主なライフライン被害 停電:3日午後3時時点で越谷で785軒(当初27,000軒)
□埼玉県の対応
 2日15時15分 防災ヘリによる被害状況調査
 2日18時15分 越谷防災基地のブルーシート500枚を大杉公園に搬出
 2日19時00分 災害救助法の適用を決定
 2日24時00分 中央防災基地からブルーシート500枚、投光器5器を移送
 3日9時20分 上田知事が現地視察
 3日15時45分 中央防災基地から越谷市老人福祉センターにシート500枚
その他、国から亀岡政務官を団長とする内閣府防災担当調査団6名が視察
 以上のような状況です。もちろん地元の市町の独自の対応として、避難所や食事提供などが続けられているといった様子です。

 なお、自民党県議団は3日につぎのような内容(要約)に基づく緊急要望を上田知事宛に提出いたしました。議会側の迅速な動向は県や国への対策強化に繋がるものとして有効性が高く、今後のコンティンジェンシープラン対応のあり方としても期待できるはずです。

「県は災害救助法の適用を決定したところであるが、速やかに被災者の保護と被災地の復旧を図り、県民の安心安全を確保する必要がある。ついては、国、越谷市、松伏町および関係機関と連携を蜜にし、次の事項を早急に実施するよう要望する。
1.被災者および避難者の安全の確保と必要な支援を行なうこと
2.学校などの公有施設や道路、水道等ライフラインの復旧を早急に図ること
3.東京電力に対して、停電の早期復旧を求めること
4.国に対して、発生メカニズムの解明等を含む今後の対策を求めること」

罹災された皆様には1日も早い復帰復旧を願い、同時に衷心よりお見舞い申し上げます。