月末月初、公務も慌ただしかったのですが、孫どもが遠来してきたもので落ち着いてパソコンを開けない状況となってしまいました。
アクセスいただいている皆様には深くお詫び申し上げます。
さて、間が空きすぎましたが、毎日のように飛び込む政治関連ニュースに前号の続きを加えて思いを書いてみたいと思います。
とにかく、民主党の選挙敗戦後の対応は、党内真性保守系議員の怒りの声が聞こえてきそうな雰囲気です。日教組の大御所が参議院の副議長に就任するということに加え、同党参議院会長に北沢元防衛相がすんなりおさまるのかと思いきや、またまた輿石系の議員が選挙戦承知で立候補する動きとなっています。
この動きで推薦人が確保できるとなると、民主党もかなり左傾化した党だということが再認識できるわけですが、こうした党がそもそも日本を牽引していけるはずもなかったということも再認識できるところです。
副議長は、土台名誉職ということで、実務的には党会長のほうが発言力等々かなりのものを有しています。北沢さんの優勢は確実のようですが、万が一逆転などという事態になったら、政界再編のまえに民主党分裂が真実味を帯びてくるでしょう。
だいたい、今の巷の声を聞く限り、民主党の前途は暗いとか無いとかいう考えが多く聞かれます。設立当初のトロイカリーダーたちを見れば、皆元自民党議員だったので、自民党に対立する別の保守政党という見方が大半でしたが、野合政党という実態が、政権奪取を画策するマニフェスト作りの中で芽を吹き始め、自然と左傾化への流れを強めていったと考えられます。
小沢一郎さんが先の選挙戦直前にネット対談で語った次の言葉が逆に前述の実態を裏付けています。「僕は最近左よりだと言われているようだが、どうしてそう言われるのかわからないんです」
白々しいとはこういう発言を言うのではありませんか。
選挙の結果は、小沢さんだけでなく政治をできなかった民主党そのものに鉄槌を下したのです。自民党が大敗した時の敗戦事情とはまったく違うということを有権者が理解したということではないでしょうか。
さて、ここにきて、民主党は社会保障制度改革についての自公民3党実務者会議から離脱することにするとか。野党の立場では主張が通らないという立場を鮮明にしたと思われますが、ならば、自公は選挙前からこの協議に応じていたことをどう理解しているのでしょうか。今の社会で大切なテーマの一つですから、離脱を選択するというのは直前与党としていかがなものかと感じる次第。
こうした動きを見て、私が感じるのはすでに断末魔状態というのが、民主党の実態ではないかと。保守系議員をまとめるリーダーよ、出でよ!とおもわずにはいられません。小さくてもいい、主義主張を同じくする議員が自民党に取り込まれるのが嫌なら、別の党を立ち上げればいいのではないか・・・そこから新たなスタートを切って、次なる再編に向かえばいいと思うのですが、おそらく次の選挙でどういった立ち位置をとるのがいいか、後援会はどう考えるかなど、当選してなんぼの選挙事情が複雑に関係しているのでしょう。
しかし、早けれれば早いほど長い目でみて結果オーライだと私は思うのです。