記事一覧

No.2082 知事選たけなわ

2011.07.25

アイコン

 台風一過後、ギラギラした暑さから抜け出したかのような陽気が続いています。もちろん、これはひと時のものなのでしょうが、体は楽ですね。

 今おこなわれている埼玉県知事選挙は、17日の告示後、早いもので1週間以上経過しています。しかし、候補本人にとっては、自分の経験からも大いに理解できることですが、残り1週間が正念場、最もきつい箱根宮の坂といったところのはず。
 私が思うに、以前と季節感というか四季折々の様相が変化している現代を考えるならば、そろそろ選挙時期への配慮があってしかるべきではないかと思います。とくに真夏の選挙は関係者たちの健康管理の問題からも避ける方向に仕組みを変えてもいいのではないか・・・。
 それともうひとつ、こうした陽気の元では投票率が上がらないという心配もあります。自分たちの生活に直結することは理解していながらも、大方は決まっているとか、たぶん間違いないなど、個人の事前予測にもとづいて投票にいかない層が通常以上に増えるのではないでしょうか。

 埼玉県民に訴えたいのは、人口720万人を抱える埼玉県は、首都東京の隣県として、今や日本を牽引する自治体だということを意識していただきたい。つまり、この埼玉県で誕生する知事は、否が応でも全国47知事のリーダーとして位置づけられるのです。であれば、その価値を県民自らが高めるためにも投票率を向上させるという認識を持って1票を大切にしていただきたい。
 前回のような27%という知事選ワースト3位の投票率では、当選者を信任したとは言えません! 他の46都道府県にどう思われるか? 私個人的には、理由はまたの機会にするとして、大阪の投票率などの上を行きたいと思っているくらいです。
 現行の選挙制度にあって、無言の信任は信任に値しないということを深く理解していただければありがたいのです。
 暑いですが、埼玉県の長を選択する4年に一度の機会です。
 31日はなにとぞ投票にお出かけください。

 ちなみに、27日水曜日は上田清司候補(現知事)が幸手市に遊説来訪するということです。中山家具前で12時頃からの予定だそうですので、埼玉をどうしたいのか、1候補としての意気込みに関心をもって耳を傾けてはいかがでしょうか。