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No.3053 第58回幸手市文化祭

2018.11.05

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 先月末から地区行事、行政イベント、そして今週末にはプライベートイベントと準備から実施に至るまで、楽しさを経てどっと疲れる日々の連続である。
 3、4日は、恒例の幸手市文化祭がアスカル幸手で、また、それに合わせて例年開催される社協主催の幸手市健康福祉まつりがウェルス幸手で同時開催された。
 昨年に比べ、天候は秋晴れとまではいかなかったが、過ごしやすい気温だったせいか多くの人でにぎわった。と言っても、毎年ウェルスの玄関脇で焼きそばを焼いている小生としては、早朝準備から商品完売まで釘付け状態の中で、焼きそばの販売ペースや人の行きかいを横目に見ながらの比較判断でしかない。
 お蔭様で昨年に比して50食多めに用意したが、昨年より早い12時40分頃には完売でその後にいらっしゃる皆さんには申し訳ないこととなった。

 肝心の文化祭だが、まず3日は17時頃さくらホールでなじみの演者を見学し、中学生の日本舞踊やダンスに感激した。気のせいかどうか、ステージのライティングに工夫が感じられた。4日は焼きそば完売後の1時半過ぎに展示会場へ。入ると同時に知人の声掛けでお茶をふるまっていただいたが、その動きをじっくり拝見していて、お茶の作法の奥深さにたいそう感心した次第。知らぬこととはいえ質問にも丁寧に対応していただき、お茶の味だけでない心の和む一瞬でした。
 展示品は、出品内容も出品者も様々で、どれも力作なのはいうまでもない。なかには、プロ級を感じさせるものも多数あり、幸手市の文化度の高さが並みのものではないことを示していた。
 ひとつ憂慮することがあって、それは出品点数が減少しているように感ずることなのだが、実際、床スペースが年々増加しているように思う。展示パネルも一列少なくなっている感じだ。こういった場面でも若い人の参加を期待したいところである。もっとも書の分野では小学生の作品も多く、この先が楽しみだが、バランス的には写真の少なさが際立っていたように感じた。
 2年続けて書を出品したが、今年は最後の最後まで書こうと思える字を思い描くことが出来ずに出品をあきらめた。来年はまた挑戦してみるか!
 次号では、20年の長きに渡り刊行してきた「文芸幸手」の終刊に関して書きたいと思っている。