野望と欲望が見え隠れする政治の世界の希望は有権者を混迷させる薄っぺらさを徐々に見せている。それにしても独裁者登場の場面の多くに歴史が証明する大衆迎合ポピュリズムがあるが、これに翻弄される世の中が軽いのか、翻弄する政治家がしたたかなのかわからないが、国の方向性をきちっと見定めるべく成り行きを見つめる心境である。日々メディアが伝える政治家の言葉ひとつひとつに翻弄されないようにしたいものだ。
ところで、スポーツの世界では期待の新星がわくわくさせてくれる傾向がどのスポーツにも見られ世代交代の波が押し寄せていることを感じさせる。そしてそれは、幸手市出身の希望の★がいよいよ輝きはじめそうな現実にも通じていることを頼もしく感じている。
昨年のプロ野球ドラフト会議でオリックス・バッファローズから3位指名を受けた岡崎大輔選手。以前に書いたのは、まだ細身の身体ゆえ2年から3年しっかり鍛えて主力選手の道を歩むことになるかもしれないが、人柄の良さが意外と早い出番をもたらす可能性もあると。実はそれが現実になったのだ。
すでにセパともにペナントレースは終了し、来季に向けたチーム作りの時期に入っている。消化試合では当然期待の若手が起用される場面も出てくることになる。
岡崎選手、実は昨日のソフトバンク戦で8番ショートでスタメン出場し、延長12回にサヨナラで決着がつくまで交代されることなく出続けた。当然打席も5回巡ってきたが、残念ながら結果はノーヒットだった。それより前の今月3日の日ハム戦に代走で起用され初のホームインをしている。翌4日の試合では9番スタメンで出場を果たした。4番ピッチャー大谷に球場が大歓声の渦となった日本での最後の登板と言われた試合である。最初の対戦は空振り三振、その後センターフライ、一塁ゴロで3回とも凡退となったが、来季大リーグ入りでどれほどの活躍をするか計り知れない大谷投手との対戦は岡崎選手に何らかのパワーを与えてくれたのではないだろうか。
現在8打席ノーヒット、2三振で外野に飛んだ打球が1回という状況はまだまだ打撃に磨きをかけることが求められるわけだが、守備については7回の守備機会を無難に捌いている。これは高校時代から定評が高かったのですでにプロの域に達していると考えられる。オリックスはまだ2試合を残しているので彼の勇姿をBSで見ることが出来るかもしれない。この2試合が彼のスター選手にのしあがるチャンスと思えば、こちらもわくわくしながら応援したくなるというものではないか。