暑い、ほんとに暑い! 気温は毎年微増する運命にある地球環境だと言い聞かせていても暑いものは暑い。生物は与えられた環境に長い年月をかけていつしか適応していくというが、適応するまでの期間と人の寿命のどちらが長いのか・・・。
いやはや、少々オーバーな出だしになりましたが、気温40度が日常的な夏になるのも遠い話ではないでしょうね。
そんな暑さもスポーツに魅入っているとその度合いが和らぐから不思議。
深夜のウィンブルドンについつい夜更かし、フェデラーの8回目の優勝にため息をつきながら寝付いたのも束の間、暑さで眠りが解かれ、横になったままテレビをスイッチオン。宮里藍選手の残り少ない勇姿に見入り、パットのたびに入れ入れの無言のエール。結果や順位などどうでもよい。楽しませてくれるのは間違いなく藍ちゃんが№1。インタビューの爽やかさは涼しさを感じさせてくれると一人悦に入る。
炎天下の高校野球はプロ野球にないピュアーでスピーディーなプレースタイルとボールにくらいつく純粋さに感動をもらいながらのテレビ観戦。応援団のふりまく笑みについ猛暑を忘れるが、若さあふれるスーパー応援ぶりは自分には無理だろうなあと思いながらも時間がとれたらエアコンの無い球場に行きたいと真から思う。
大相撲名古屋場所がおこなわれている愛知県体育館。竣工から53年が経つことからエアコンのスペックが足りているのか定かではないが、控えに腰を下ろす力士の額からは汗がしたたる。画面にはホワイト系のシャツが多く目に入り、団扇があちこちで揺れている。ここのところの相撲人気で7500人会場は連日の大入り。画面から伝わる熱気はかなりのものがある。人気力士の休場で観る側の熱が冷めると思った矢先、宇良の金星で座布団が舞う騒ぎ。白鵬の記録への興味以上に新たなスター力士に残り6日間期待の目が注がれるのは間違いない。
ようやく重量打線のスタイルに到達し、安定感の増したジャイアンツに怒りがもたらす余計な暑さも沈み加減。村田を使わない手はない。楽天の好調さは2番に起用している大砲ペゲーロの活躍が功を奏しているという梨田理論から早いうちにマギーを2番にし、阿部と村田を1・3塁でとなれば他球団の投手が嫌がる打線が完成する。今日もそのスタイルで危なげのない勝利だった。
あとは由伸監督だ。現役時代の爽やかさを画面いっぱいに振りまいてくれないものだろうか。
ともあれ、スポーツ万歳ではないか!!