6日の月曜日に入院してすでに10日目になります。直径4センチほどの乳頭種摘出は7日に完了したのですが、その後執刀医曰くほとんど例が無い術後出血に見舞われ、3度目は緊急性の高い処置となりました。結局は13日に再び全身麻酔による出血点の確認とそこを焼くという手術をほどこすことになったのですが、大量出血だったそうでヘモグロビン数値が3レベルに落ちかなりまずい状況になったそうです。
名医と名高い医師(事実素晴らしいと感じるし、周囲もみとめる)が何千回とやってるオペだが、この事態は初めての経験だとまで言ってました。実際立ち会った他の医師は救命救急手術でしたと言われましたから家内の驚きも尋常でなかったみたいです。
で、その2日後には、ヘモグロビンも7台まて戻り、輸血をせずに3日目を迎えています。最初の術後も血圧が70まで下がり、無意識な中でも医師・看護婦さんたちかベッドの周囲に大勢いたのをうっすらわかっていました。血がいかに大事かということを、今回まさに痛みの中で再認識いたしました。もう、鼻はいじくられたくないというトラウマになりましたが、まだそうもいかないようでタップリ脂肪の付いたまな板のコイはまだまだ続くようです。心臓への負担が心配らしく退院は3日ほど先になりそうです。それにしても5日で2度の全麻手術を受けるなどとは思いもしませんでした。
ところで嬉しい鼻、ではなく話もあるんですよ。
今週に入って研修生の姿がちらほら見えるようになりました。聞けば4人だそうですが、うちたった1人の男子学生が教師に連れられて私のところへ昨日やってきました。なんでも実習のため3日間の看護補助を私専用でさせて貰いたいというのです。
見ると二人の制服には日本保健医療大学の刺繍が! こんな縁もあるんだと感じながらしばし談笑。柿沼教師にも何度かお会いして名刺交換をしたことを互いに覚えていて、入学式で挨拶したことなど、まさに前号でふれたことが走馬灯のように巡りました。当初、幸手市への誘致に市議として反対派と熾烈な論争を展開したことや、今では幸手高校跡地への事業拡大にも私が関わっていることもご存知の様子で、脇で研修生がわかったように首を振ってました。
この研修生の彼は、故郷が気仙沼ということなので、今日明日と彼との話があれこれ弾めば、私にも彼にも有意義な時となるかもしれません。
実際の病院食はそうはほめられたものではありませんが、 縁は異なもの味なもの。人の絆りにはいろいろな味わいがあるものです。