舛添東京都知事の進退が微妙になってきたようだ。少なくとも、私はそう感じている。
なんともお粗末な人間性を披露してしまった。
今日、舛添さんの新たな疑惑が報じられた。知事になる前の話ではあるが、千葉県木更津市にあるホテル三日月での2年にわたる正月の家族慰労の旅行費用を、自らの政治資金管理団体の会議費として計上していたというのだ。合わせて約37万円ほどの金額だというが、子供連れで会議をしたということもなかったとのホテル側の証言もあるという。そんなもん自分で払えばいいだろう!!!
法的にどちらが重いかということは別にして、猪瀬前都知事が5,000万円の収賄で辞任に至ったことと比較して、人間の姑息さとか金銭的なずるさ、それも小金に汚いという人柄は、いくらなんでも1,200万人都民を束ねる立場にいられる資格はないと思う。
湯河原の別荘に公用車で毎週末疲れを癒しに出向いていたのも、当初は公用車も執務室同様だとの強弁を吐いていたが、昨日になって今後は公用車を使わないと変化した。
毎週末東京を留守にすることでのリスク管理、危機意識というものを問われると、これからは回数を減らすと凹んだ発言になった。
強気で貫こうと思ったのだろうが、そこまで世論は甘くはない。いくらなんでも議会も黙ってはいられないはずである。
若い保守系都議ががんばっているようだが、自民党都議にもしっかり追及してもらいたいものだ。
人種のルツボと言われる東京都民も、黙っているようでも評価はしているはずである。
市ヶ谷の一等地を韓国の用向きに貸し出すという都知事にあるまじき判断しかり、先の欧州、米国出張の際の贅沢三昧などがあきらかになる実情からは、まだまだ他にもやりたい放題の実態があると思われても仕方がない。
おそらく、あの強弁ぶりからは、かなり独裁ワンマンな都政運営をしているのではないだろうか。
話は変わるが、リスク管理、危機意識という内容では、現幸手市長も1期目就任翌年のGW期間に、海外旅行に出かけ、その間に街が台風に見舞われた問題を、議会で取り上げられたと記憶しているが、今年のGWで休暇をはさんで長い連休を取られていたという。何をしていたかまでは噂の域なので控えておくが、地元に戻るのが大変な場所に出かけていたとすると、過去の教訓はいったいどうなっているのかと思う。いくら届けを出したとしても、代理者を指名したとしても、首長としての責任感とか倫理観の範疇で考えると、いかがなものかという思いは一市民として感じざるを得ない。
昨年の茨城大洪水もしかりだが、いまだに余震が続く熊本地震の現状を見ても、おいそれと街を空けるわけにはいかないという心境を有しているのかどうか。時期が4年前と同じだけになんとも・・・である。