清原事件、賭博事件と暗い話題もあるにはあるが、昨日あったスポーツのテレビ画面に長時間くぎ付けになった方は多いと思う。
スポーツや音楽が私たちの心に和みや温かみを与えてくれることは間違いなく、冬は冬でそうした対象があるが、陽気が春に向かうほどに心が躍るのは誰しもに共通することだと思う。
今年はゴルフの松山が優勝し、続いて錦織、そして昨日のバトミントンの女子単複しかり、そして名古屋での女子マラソンの壮絶なデッドヒートあり、琴奨菊横綱に期待がかかる大相撲春場所が初日を迎えたと思ったらいきなり白鳳が黒星、プロ野球オープン戦も主力級がラインナップされ、イボミが安定した強さで優勝、香川が5得点目ゲットetc.
さらに、プロ野球が月末には開幕・・・・と、その前にいつも感動を与えてくれる春の選抜高校野球がまもなく始まるといったところでメジロやシジュウカラのさえずりとともにスポーツの花がにぎやかに咲き始めている。
大震災5年目にあたる3月11日に組み合わせ抽選会が行われた選抜高校野球。埼玉の花崎徳栄は1回戦で九州大会優勝の秀岳館と対戦する。ここ11試合で94得点をあげている強豪校ということだが、夏を経験して一皮むけた花崎徳栄には落ち着いた試合運びで、順当にコマを進めてもらえるものと信じている。
このチームの主将を務めるのが、幸手市出身の岡崎大輔選手である。長身の岡崎君は吉田地区の出身で、闘志を内に秘めるタイプで努力家だとの評判が高い。もてる統率力でチームを引っ張ってくれるものと期待している。
数年前までは、幸手市の中学出身でベンチ登録されている選手をすべて調べたりもしていたが、最近はなかなかそこまで出来なくなっている。しかし、甲子園出場チームでキャプテンまでとなると、私の記憶の範囲では岡崎君がはじめてである。
抽選会次第では選手宣誓の大役を引き当てる可能性もあり、ひそかにそれを期待していたが、それは叶わなかった。
花崎徳栄の選手たちには悔いのないよう堂々と戦い、願わくは昭和43年(1968)の大宮工業、平成25年(2013)の浦和学院に続いて、紫紺の優勝旗を埼玉に持ち帰ってほしいものだ。