降雪後数日の気温は冬らしくなっている。夏は夏らしく、冬は冬らしくとは言うもののやはり寒いのは辛い。
学校にも異変があるようで、登校する子供たちも、いつも4人のグループがこの3日間は1人の状況が続いている。聞くと、インフルエンザA型の影響で学級閉鎖が数クラスで実施されているという。登校する子どもたちの元気な姿に変わりはないものの、いつも元気な子どもの姿がないとなにやら寂しいものだ。
さて掲題に関することだが、今、吉川市で市議選が行われている。中で、選挙カーを使わずに選挙戦を展開している安田晋也さんという現職候補がいる。理由は一言でいってチャレンジということだと思うが、私はこのチャレンジに共感を覚えている。
選挙というものは、その種類によって特徴がある。それはすなわち選挙活動の在り方につながる。最小面積を運動する市町村議員選挙に選挙カーが必要か?という想いは、私も感じていることだ。
選挙カーの使用意義は、ウグイス嬢が候補者の名前を連呼し、公約の要約を伝えるために使われ、途中で街頭演説のために車載している音響設備を候補者自身が使用するというのが実態である。この当たり前のスタイルを踏襲しない選挙運動は、コストをかけない選挙戦、足と自転車とハンドマイクを駆使した選挙戦がとって代わるものになるのだろうが、十分可能だろうと感じるのである。
有権者は、応援している候補者の選挙カーと、そこから発するウグイス嬢の快活な声を聞かないと寂しく感じるようだが、候補者の主義主張を理解した上で、当選後の活動に期待をすると同時に信じることを投票精神に結びつけることが大切なことではないかと思うのである。なにも、大音量の車載スピーカーで広範囲に名前を発する選挙活動が、はたしてどこまで必要であろうかと。
もっとも、選挙カーを使わない選挙運動が功を奏するかどうかは候補者次第ということになる。新人候補にはなかなか難しいとは思うが、現職候補には可能なはずである。
安田候補の奮闘に期待をし、その運動方針に拍手をおくりたいと思う。
祈 当選!