前号の投稿が終わって時間は深夜1時半を回っている。眠くもなったが、どうしても書いておきたいことが掲題の事情。
これは書かなければならないと感じている。
さて、幸手市議会は30日水曜日が最終日にあたり、それをもって閉会するが、その最終日に3件の問題提起がなされる可能性が大きいようだ。
その3件とは・・・。
◆手島幸成議長の問責決議案の可能性・・・理由は、10月28日に任期満了を迎える教育委員に対して、その後の再任について、市長は考えていないという内容の文章を議長が当人に手渡したというもの。
議会の一般質問で、これが取り上げられたものの、市長は知らぬ存ぜぬ、文章も誰が作成したかわからないし、指示したこともない。と答弁。不思議なことがあるものだとしか言いようがない。ならば議長の越権行為か。
教育委員の任命は市長が議会に上程し、議会はこれを承認するという立場である。つまり任命権は市長にあるのであって、それを再任しない場合においても、ご本人には慰労を兼ねて市長から伝えるのが常識であり、議長が出ていく立場にあらず。議長の職務範囲の対象ではない。
委員ご本人は、この対応のひどさに怒りを通り越してあきれているという。
実際のところ、私も議会の録画でこのやり取りを確認して、県の関係者に聞いてみたところ、そんなことは有り得ない!と一刀両断に叱咤された。
これに関する一般質問者は中村孝子議員と大平泰二議員です。録画をチェックされる方はどうぞ。
◆渡辺邦夫市長に対する問責決議案の可能性・・・理由は、国家的行事として毎年行われているものに「圏央道促進期成同盟総会」という行事があり、東京、埼玉、神奈川、千葉、茨城の圏央道に関係する自治体の国会議員、県会議員、市長、といった面々が出席して開催される。
私も現職時代は出席していたが、当日、この行事に渡辺市長が出席せず、自分が経営する飲食店の名前を冠にしたゴルフ大会に参加していたのではないか?と一般質問で質問された際、「私はゴルフ大会には参加していない」と市長は答弁した。
それが事実かどうか、当然調べることになるのはわかりきったこと。また、それ以上に、質問者にしてみればゴルフ大会に参加していたという事実を押さえているからこそ質問していると理解するのが当然といえば当然で、瞬時にそう理解すれば答弁も変わるのだろうが、市長は逆の対応に出てしまった。
市長は翌日になって、ゴルフ大会に出ていたと前言を撤回した。しかし、撤回すればいいというものではない。虚偽答弁は別の問題として軽くはないが、公務をさぼって自ら(ではなく後援会にしていると思うが)が主催するゴルフコンペに出ていたのでは、行政首長として話にならないではないか。
しかも一瞬のことであっても嘘をつくという姑息な人間性を見せては、そのまますんなりとはいかなくなるのもやむを得ず。
就任の翌年だったか、台風の大雨に見舞われた時、市長は海外に私的旅行に行っていたということで、やはり問責決議案が出されたことがあったと記憶している。その時は反対者が多く否決されたが、軽率な行動がまた繰り返されたということになる。
このゴルフ参加の一般質問は武藤壽男議員です。
◆公園管理業務の指定管理者との会計処理問題。
・・・この問題については、今後、意外と大きな問題として継続審議が行われることになるかもしれない。
私の耳にもしばらく前からちらほらと入っていたことなのだが、言葉を断定的に使える状況ではないので、現段階では詳細は控えたいと思う。
ただ、私の推測の範囲でひとつ言えるのは、シルバー人材センターの領分にも影響が出ているのではないかと思っている。また、これとの直接的関係があるかないかは不明だが、ひと時700名ほどの会員登録があったシルバー人材センターでは、現在400人を割っているという。
ともあれ、議会はこの問題に対して何らかの行動を起こすのではないかと感じている。
さーて、そこでの話。
30日水曜日だが、お時間の許す方は議会傍聴にお出かけされたはいかがかと思う。もちろんインターネット中継でもかまわないが、現場と画面ではおのずと感覚が違うし、個々の議員が採決にのぞむにあたり、甘い思考結果を見せるのか、厳しい結論を示すのか見届けるのも意義深い。テレビのお陰もあって国政への注目度は高いが、市政にも目をできる限り向けてもらいたいというのが私の本音。
面白いことに、国政、県政、市政の比較を論じると、注目度では国政、市政、県政の順、投票率では市政、国政、県政の順というのが一般的。
投票率が高いのは結構なのだが、しっかり実態を把握して投票していただくことが大切なことは言うまでもない。
書き始めから1時間半が経過した。なぜか眠気が去っている。