12日の厚生労働委員会の紛糾ぶりがあまりにもひどい! すでに15日の与野党国対会議で正常化に向けた今後のあり方で一致をみたようだが、民主党には対決姿勢ばかりが見えて、前向きな議論をしようという価値観はないようだ。
反対のための反対、揚げ足取り、重箱の隅つつきまでは、好き嫌いは別にして、言論によるものと理解し、百歩ゆずることとしても暴力はダメだ。
しかも、誰に飛びつくとか、扉の前で盾になるとか、首をつかまえろ、首相には手を出すな、といった事前の担当別闘争シナリオを用意していたとなると、この国会議員たちに国民の血税で議員活動のみならず生活保障をするだけの価値があるだろうかと思えてならない。
残念なのは、岡田代表がこの一連の騒動について、身内をかばうのは当然といえば当然なのだろうが、長妻にいたっては暴力闘争を肯定するような発言までしている。そもそも、この暴力騒動の主役は山井という媚中親韓の中堅議員である。リベラルというより左向きの反日反米議員が指揮をふっているのだ。
労働者派遣法はもともと社民党の福島さんが、専売特許のように出るたびに発言していた記憶があるが、民主党のそれは、国会審議の流れを平和安全法制に行かせないようにという魂胆があることはあきらか。社会党全盛時の高度成長期政治の反政府国会戦術を持ち出す見苦しさは、二度と政権を握らせたくない政党に決定的に堕落してしまったと確信した次第。
ただ、長島議員のように本来は保守系日米安保派の議員がいることは、理解しているし、もったいないと思っている。
もとより、複数イデオロギーが介在する野合政党であり、内部バラバラの政党であることは周知の通りで、国防感覚ゼロの政党に豊かな国際感覚を求めること自体に無理があるのだ。
久しぶりの国政論だったが、今の国会、まさしく喝!の状態だ。