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No.2608 ほぐれた気持に安堵

2015.06.03

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 今日は朝イチで嬉しいことがあったんですよ。
 №2602で書いた内容に関してなんですが、1年生の時から「おはようございます」の返事がなく、2年生になってからの成長を期待して、心の奥でひそかに注目していた女児生徒が、今朝、間違いなく「おはようございます」と返事してくれたんです。まだ、顔を正対することはできないのですが、「いいじゃあないかそんなこと」と自分に言い聞かせ、そのあとの「行ってらっしゃい!」がいつになく、活力あふれる声質になっていたように感じます。

 実は、月曜日にこの子のいる登校班がかなり遅れてやってきたんです。見ると、その女児がぐすぐすしゃくりあげて泣いているではないですか。どうしたんだろうと思いつつも、ヘタに声かけて更に泣きを誘ってはまずいし・・と思いながらも、思い切って声をかけたんです。
 おそらく、お母さんに叱られたのかもしれないと思ったので、そこに触れるとまずいと考え、「どうしたのー○○ちゃん、そんなに泣かないで、おじさんまで悲しくなっちゃうよー、元気出して学校行こう!」と。でも、泣き止むことはありませんでした。
 それから翌火曜日の朝、「○○ちゃん、おはよう! 今日はいい顔してるね。昨日は学校でいいことあったのかな」と。でも、返事はこの日もありませんでした。

 そして今日です。「はーい、みんな今日は雨になっちゃったなー! でも元気出していこうな、はい、おはよう、おはよう、おはよう・・・」と一人一人に声をかけると、あの女児が「おはようございます」とはっきりと声を出してくれたんです。
 こうなると、「どうして返事してくれたんだろう?」と素直に喜ぶだけで終わらないのがオジンのオジンたるゆえん? 
 ○○ちゃんと月曜日に初めて名前を呼んだことがよかったのかもしれないとかいろいろ考えるのですが、子ども心もけっこう複雑かもしれないという結論に達し、疲れることはやめることに。明日また返事してくれるかどうかわからないし・・・。
 いや、大丈夫。信じる者は救われる、うん???
 

 まだ、ノドハナの調子が完全復調とはいかない状況ですが、子供と元気にあいさつを交わせるということは素晴らしいことだとあらためて感じさせてもらいました。こういうのを「小さな幸せ」というのかもしれませんね。