記事一覧

No.2600 頻発する懲戒処分

2015.05.19

アイコン

 県教育委員会による懲戒処分

1.県教委では、セクハラ行為をした県東部地区県立高校の男性教諭(53)を停職3ヶ月の懲戒処分とした。この教諭は、昨年1月から約1年にわたり、英語の補習授業の際、手を握る、スカートの上から太ももを触る、「大好きだ」と特定の女子生徒に発言するなどしたという。被害に遭った生徒は、特定できているだけで6名にのぼる。

 この処分が軽いか重いかは、意見の分かれるところだが、国会では教師資格のハードルを高くしようという方向で検討が始められている。その根底にあるのは、教育が日本の未来を創るという考えによるもので、私もかねてから主張しているところだ。だからこそ、教師の資質が問われるだけでなく、高いものが求められるようになってくると理解している。・
 となると、この教師が3ヶ月をどのように過ごすかが、この事件かつ処分の大きなポイントになるはずだ。規律正しい自己反省期間となることを願いたい。

2.日高市立中学校の男性校長(54)は、昨年12月3日午後6時頃、右折の際に横断中の90代の男性をはね、腰の骨を折る大ケガを負わせた。これに対し、県教委は減給1ヶ月の懲戒処分とした。その額は給与の月額10分の1。 

 この処分については、軽いという感覚がしないではないが、それ以上に遅いということも云えるのではないだろうか。半年経過しないとこうした処分ができないというのは問題である。
 交通犯罪という観点から別途行政処分も受けているとは思うが、いずれにしても、2月議会の一般質問でも取り上げられたこうした不正・違反事件が少なくなることを切にのぞむ。