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No.2598 天皇陛下の執刀医

2015.05.13

 まさにビッグニュースです! これには驚いた方が多かったのではないでしょうか。私も手前勝手な推測はあれこれしていたものの、埼玉県人でこれほどの器の方がいることに、ついぞ思いが行きませんでした。
 三ツ林衆議院議員の集会などでお会いしたことがありますが、間違いなく知事にふさわしい方だと思います。いわゆる、もってこいの人選というしかありません。自民党埼玉県連の素晴らしい成果だと思います。
 

 これで、上田陣営は政治経験がないとかうんぬんを反論材料にしてくると思いますが、ただただひたすらに県民のための行政を心がけさえすればいいのです。細かなことは優秀な職員を信用し、進めていけばいいのです。それは職員を育てることにもつながります。なんでもかんでも上に立つ者が専門家である必要もないし、それは不可能と言ってもいいでしょう。

 要するに、確かな仕事をするという意味での緊張感と、人を育てるというマインドが県庁風土に染み込めばいいのです。天野先生は、そうしたリーダーシップにものすごく長けた方だと聞き及んでいます。
 それなら、上田知事も合格点だとの反論があれば、それは違いますよ!と私は申し上げたい。なぜなら、トップの長期化は見えても見えなくとも、必ずや「マンネリ」が生じているからです。職員に年上がいた12年前の就任時と違って、一緒に仕事をしてきた職員が皆、自らの判断で昇任昇格させた年下ばかりで一人として年上がいなくなった今の状況は、組織の硬直化を意味し、すでに上田知事を必要とはしていない環境になっていると考えるべきでしょう。

 それでも、知事本人が4期目をやりたいというのであれば、それ自体が権力志向を意味しているのです。それは12年前に自ら多選自粛条例を制定した理由そのものなのです。
 知事から見れば、職員のみならず、県内の組織団体の中にも、知事のご機嫌をうかがう状況は私でさえ感じるほどでした。皆が知事の対応にピリピリする雰囲気は、それがますますということになれば、そこに待ち受けるのは「裸の王様」というレッテルしかないはずです。
 厳しいことを言いますが、私も企業診断を勉強した身ですので、今の埼玉県庁は、その風土も職員の意識もリフレッシュするべきだと診断しておきます。

 ともあれ、医療福祉待ったなしの社会進展にあわせるかのように、国内トップの専門家が730万人県民をリードしていく姿は、新鮮そのものではありませんか。ぜひぜひご出馬願いたいものです。