記事一覧

No.2547 今議会で注目される2つの案件

2014.10.10

アイコン

 9月定例会も今日10日が最終日。開会中は議会関連以外のことはほとんど手がつかないのが通例だが、今議会もそういった感じであった。いろいろとやりたいことがあっても、思うに任せないという状態はフラストレーションがたまり、結局は物事にじっくり立ち向かえていないことにもなる。このあたりは、市議時代と異なるところか。

 今9月定例会は、終了後に決算特別委員会が待ち受けているが、その前の今日最終日には新聞でも何度か報道されている議案の採決がある。
 まずは、各付託委員会に付託された議案について、各委員長の報告がある。今回、私の所属する県土都市整備委員会は委員長に代わって、私が報告の登壇をする。

 今議会で委員会審議に付託されるまでもなく、当初から注目されているのは、埼玉高速鉄道の債務補填で327億円の補正予算が組まれた議案がある。
 何年か前に黒字化したとの発表があったが、結局のところ、乗客数の伸び悩みという鉄道にとって決定的な数字不足が経営悪化を招いたものと推測される。浦和美園駅が最終駅のまま延伸できていない状況はなんとも痛いということになる。さりとて、延伸にかかるコストは計り知れない。しかし、肝いりで路線化にこぎつけた鉄道経営に手をこまねいている現実は、県民目線からするとはがゆくて仕方がないだろう。埼玉スタジアムのイベントもサッカー以外に増やせないものか・・・。ヨーロッパ各国の多くのスタジアム経営では、多種多様なイベントを招致するなどの経営効率化を図っている。

 さて、気になる明日の採決がもう一つ。
 議会に設置された選挙区割り検討委員会によって、6月から継続協議してきた県議会選挙の新しい区割りが決まるのだ。すでにかなり前に新聞報道されてはいたが、それとは少し内容が変わり、昨9日の新聞でもすでに最終日を前にして発表されている。
 我が選挙区も、ほぼ杉戸との合流が決まりの様子。ここしばらくは、会う人のほとんどが興味深く尋ねてくるのだが、確定するまではそれらしき活動はできないし、してもいないが、単純に考えても、ほぼ人口が倍、面積もそれなりということで、今回の選挙戦は容易なものではないことは確かのようだ。