例年以上に気温低下が早いなと感じるが、イチョウやハナミズキなどの街路樹も秋色に染まりかけ、風邪をひいている方を多く見かけるようになった。皆さん重々ご注意のほど。
そんな中、世界はイスラム国掃討に大きな動きを見せ、安倍外交もいよいよ国連本陣に入りこんだ。国連演説で日本の立ち位置をしっかり示し、来年の非常任理事国入りへの布石をうった。
しかしながら、国内ではまたまた自然災害のニュースが舞い込んでいる。木曽御嶽山の噴火で30数人が大けがをし、そのうちの数人が意識不明だという。それにしても自然災害の種類の多さと、それら種を変えつぎつぎと襲いきているようで、なんとなく不気味な感をぬぐえない。
さて、議会も開会して1週間が経過したが、わさわさと準備に追われていた県政報告会も終わり、25日には農林水産省と自民党本部に米価に関する緊急要望で出向いた。
19日の定例会初日の県議団会議の終了近く、「ほかに何かありますか?」の団長の声に反応して「米の値段が大幅に下がっている状況について、県議団として何かすべきことはないのでしょうか? このままですと、生産農家はいたたまれないと思いますが?」といった内容の意見を申し述べた。
これに対する県議団指導部の対応策として、即刻、農林水産省に物申そう!ということになり、アポを取り付けるなどの作業に入ることに。結果として25日がその行動実施日となった。
農林省では西川公也大臣が公務出張のため、生産局長と面談し、各種情報交換を、また、衆議院第一議員会館では斉藤健農林部会長を、場を変えて自民党本部では稲田朋美政調会長に現状を訴えた。
斉藤健議員は、埼玉県副知事を2年ほどされた方で、稲田政調会長は衆議院選挙の時、キャンペーン演説を大宮駅西口で一緒に行った時のことを覚えてくれていた。
すでに農林部会では会合が開かれており、この価格問題は一過性のものか、今後を暗示する前兆的なものかなどが話し合われ、前兆的だとの判断が示されたという。
その要望内容は添付した通りである。
幸手や杉戸など県東部地域は優良米作地帯として米作農業に努力している農家や営農家が多い。万が一でも、絶望感につながったり、後継者の意欲がそがれるようなことがあってはならない。今後も注意深く見守っていくこととしたい。